春夏秋冬、四季がある日本ならではの魅力は季節ごとに変わる風景や行事。
しかし同時に、気候や体調、ライフスタイルに合わせて「好き」「苦手」がはっきり分かれるのも事実です。
そこで今回は20〜30代女性928人に「好きな季節」「嫌いな季節」についてアンケートを実施しました。
そこからは、暮らしの中で季節がどのように影響しているのかが見えてきました。
※本記事は、Wellfyアンケート部が、アイコニット・リサーチで実施した独自アンケート調査結果をもとに執筆しています。
好きな季節は?トップは「秋」
まずは「あなたが一番好きな季節」について尋ねました。票が集まったのは意外にも“中間の季節”でした。
- 秋 386票(41.6%)
- 春 205票(22.1%)
- 冬 118票(12.7%)
- 夏 101票(10.9%)
堂々の1位は「秋」。落ち着いた気候や紅葉、そしてハロウィンや食欲の秋といったイベントが魅力といえそうです。湿度も低く過ごしやすいため、ファッションや外出を楽しみやすい季節として支持を集めました。
次いで人気なのは「春」。桜や新生活の始まりといった象徴的な要素が多く、前向きな気持ちになれる季節として選ばれているようです。
冬と夏は票数が少なめ。冬はイルミネーションやクリスマスといった楽しみもありますが、寒さがネックに。夏は花火や海といったイベント性がありつつも、気候の厳しさから支持率は1割程度にとどまりました。
嫌いな季節は?圧倒的に「夏」
続いて「嫌いな季節」を聞いたところ、ある季節が突出して嫌われていることが明らかになりました。
- 夏 404票(43.5%)
- 冬 239票(25.8%)
- 秋 54票(5.8%)
- 春 49票(5.3%)
最も嫌いな季節に選ばれたのは「夏」。その理由は明白で、猛暑や湿気による体調不良、メイク崩れや紫外線対策の大変さが背景にあります。日本の夏は年々厳しくなっており、熱中症や冷房による冷えの悩みも多い世代には大きな負担になっていると考えられます。
2位は「冬」。寒さで外出が億劫になるほか、乾燥による肌荒れや手荒れが理由に挙げられそうです。秋と春は少数派で、嫌われにくい「バランスの季節」として捉えられていることがわかりました。
季節ごとの魅力と工夫
アンケートからは、「秋と春が好まれやすく、夏と冬は負担を感じやすい」という構図が浮かび上がりました。そこで、それぞれの季節を少しでも快適に過ごすための工夫をご紹介します。
- 秋 紅葉狩りや読書の秋など、文化的な活動にぴったり。乾燥が始まる時期でもあるので保湿ケアを意識すると安心。
- 春 花粉症対策が大切。外出時はマスクやアイケアを忘れずに。新生活の疲れを溜めないよう、休息をしっかり取ることもポイント。
- 冬 重ね着で体温調整を工夫しつつ、加湿器を活用して肌と喉を守る。冷え対策に温かい飲み物やカイロも効果的。
- 夏 冷房の効きすぎを避け、適度な水分・塩分補給を心がける。日焼け止めや日傘など紫外線対策で快適に過ごせる工夫を。
季節を味方にする暮らし方
「好き」「嫌い」がはっきり分かれるのは、それだけ季節が暮らしや心に直結している証拠です。嫌われがちな夏や冬でも、工夫次第で楽しみに変えることができます。例えば、夏は冷たいスイーツや浴衣で花火大会を楽しむ、冬は温泉や鍋料理で体を温めるなど、不便さを逆手に取った楽しみ方ができます。
また、季節の変化は気分のリセットにも効果的。春のスタート感、秋の実り、冬の静けさ、夏の開放感、それぞれを意識することで、日常にリズムや彩りが加わります。
さらに、季節ごとにお気に入りのルーティンを持つと気分転換にもつながります。例えば「春は新しい本を一冊選ぶ」「秋は散歩で紅葉を眺める」といった小さな習慣は、暮らしを豊かに彩ってくれるはずです。
自分に合った「季節の楽しみ方」を見つける
今回の調査では、好きな季節のトップは「秋」、嫌いな季節は「夏」という結果になりました。四季がはっきりしている日本だからこそ、それぞれの季節に得意・不得意があり、それがライフスタイルや心の状態に影響しているのがわかります。
大切なのは、どの季節も「どう過ごすか」を自分なりに工夫すること。気候に振り回されるのではなく、季節を味方につける暮らし方を見つけることが、より快適で豊かな日々につながるのではないでしょうか。
<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2024-09-21
有効回答者数:928人(20代・30代女性)
※文中の数字は小数第一位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります
「アイコニット・リサーチ」を、ご自身の調査にも活用してみませんか?
リサーチのご依頼やデータ利用のご相談は、アイコニット・リサーチ(https://www.iconit.jp/iconit-research/)へ。