就活や転職活動を始める際、
自分の強みがわからない
何をアピールすれば良いのか悩む
そもそも強みの見つけ方がかわからない
といった問題に直面する女性は少なくありません。
自分の強みを見つけることは、就活や転職活動の第一歩。
ただ、その一歩前に、強みの見つけ方を知ることで、より深い自己分析が可能となり、より的確な強みを見つける準備が整います。
今回は、自分の強みの見つけ方、その具体的な方法について詳しく解説します。
「自分の強みを明確にしたい」という人は、ぜひ本記事をチェックして強みの見つけ方を学んでみてください。強みを見つけることで、就活や転職活動だけでなく、社会人としての自信や成長にもつながるでしょう。
就職・転職活動に活かせる3種類の自分の強み
「強み」とは、自分が得意とすることや、他の人よりも優れている点、周囲に貢献できるスキルや特性を指し、大きく分けて3つに分類されます。
スキル型の強み
例えば、プレゼンテーション能力が高い、語学力がある、プログラミングスキルがある、など具体的な技術や能力は、就活で成功するための強力な武器になります。
経験型の強み
例えば、課長として10人の部下をまとめてきた、プロジェクトで前年比300パーセントの利益を出した、3年間書籍編集をしていた、など、過去の経験を通じて培った強みも、面接では重視されます。
性格型の強み
例えば、リーダーシップがある、忍耐強さがある、チームワークを重視できる、など性格型の強みも面接では問われがちです。リーダーを求めているのか、個性よりチームに貢献する姿勢を重視するのかは、企業によって異なりますから、求められているポジションに適した強みをアピールする必要があるでしょう。
例えば、語学力があり、チームワークを重視できる性格的強みがあるという場合、チームワークが必要な外資系企業にとって魅力的な「強み」となるでしょう。
自分の長所がわからない…自分の強みが見つからない原因
求職中の人の中には、
「自分の強みが見つからない」「わからない」
と苦労する人もいます。
多くの人が強みを見つけられない理由として、見つけ方や性格に原因がある場合があります。
例えば、以下が挙げられます。
客観視できていない
例えば、事務職を長く続けてきた場合、事務なんて誰でもできる、できて当たり前、だと思うことがあります。
しかし当然ながら事務は、誰でもできる仕事ではありません。事務経験が4年ある、などは強みになります。
日常的に行なっていることは、当たり前だと思いがちなため、客観視できないと、強みに気がつけないケースも多いのです。
自己評価が厳しく完璧主義
例えば、TOEIC800点の人が、
「これくらいでは強みにならない」「ネイティブレベルではないし」
と考えることがあります。
TOEIC800点は、平均よりも高いですし、英語を使うメールのやり取りなどは問題なく行えるレベルです。
しかし、自己評価が厳しすぎると、他人から見て強みと思えるものも、強みだと思えなくなってしまうのです。
完璧にできなければ強みだと言えない、と考えてしまったら、強みを見つけることは難しいでしょう。
他人と比較してしまう
他人と比較してしまい、自分の劣っている部分にばかり目を向けていると、強みを見つけることは難しいでしょう。
他人ではなく、過去の自分に目を向けてください。
3年前は経験ゼロだったものが、今は3年の経験がある、と気がつけば、自分には強みがあることに気がつけるはずです。
就職に役立つ自分の強みが現時点でない
例えば、学校を卒業して以来ずっと引きこもっていてゲームばかりしており、働いた経験がない、という場合、就職活動・転職活動に役立つ経験やスキルが現時点ではない場合もあります。
ですが、その場合は、今から学習することで強みを作ることは十分可能です。
強みがない、という結論が出たなら、割り切って新しく強みを作る方向にシフトしましょう。
自分の強みの見つけ方・具体的な方法
ここからは、実際に強みの見つけ方を紹介していきます。自分の強みを見つけるために、具体的な方法を取り入れていきましょう。
自分の人生を振り返る
これまでの人生を振り返り、成功体験や達成感を感じた瞬間を書き出してください。
具体的には以下の質問を参考にしてみてください。
- 学生時代に夢中になったことは何ですか?
- 困難な状況をどのように乗り越えましたか?
- 周囲の人から褒められた経験はありますか?
これらの質問に答えることで、自分の長所や強みを見つける手がかりとなるでしょう。
周囲にいる人に聞いてみる
自分に対して、完全に客観的になることは難しいことです。
家族、友人、元同僚、知人などに、
「私のイメージは?」「私の強みはなんだと思う?」
と聞いてみましょう。
例えば、自分は石橋を渡って歩くタイプで行動力がない、と本人が思い込んでいたとしても、友人からは、
一つのことに時間をかけて取り組んでいて、継続力と忍耐力があってすごい
と思われている可能性があります。
自分が引け目に感じている点も、他人から見れば強みであるケースもあるでしょう。
診断ツールを使ってみる
見つけ方として、診断ツールを使うのも一つの手です。自己分析のツールを使ってみると、自分の強みを具体的に言語化できるでしょう。
性格的な強みを知りたいなら、MBTIを活用してみるのもおすすめです。また、ストレングスファインダーなどを活用すれば、自分にどのような強みがあるのかを知ることができます。
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 」(日本経済新聞出版社)を購入すれば、ストレングスファインダーの診断だけでなく、結果や、どのように活かすべきか、なども具体的に知ることができます。
自分の強みを組み合わせてオリジナリティを出す
強みがある程度見つかったら、いくつかの強みを組み合わせてオリジナリティを出しましょう。例えば、自分はコミュニケーション能力が高く、語学力もある、とします。
そういった場合、語学を使ってコミュニケーションを円滑に行うことができる、という強みを見つけることができるでしょう。
弱みから逆算して考える
「自分の強みの見つけ方」ですが、弱みに注目する方法もあります。自分の弱みを見つけ、その弱みからポジティブな面を抜き出してみましょう。
例えば、人に遠慮して自分の意見をいうことができない、という弱みがある場合は、チームメンバーのことを優先して考えられる協調性がある、と言い換えることができます。
自分の強みを見つける際の注意点・ヒント
最後に、強みを見つける際に注意すべきことやヒントについて解説していきます。
特に、色々と試したけれど自分の強みがわからない…と立ち止まってしまっている人は参考にしてくださいね
完璧を求めない
完璧にできなければ強みではない、という考えを捨てましょう。
自分の強みを今から作ってもいい
強みを面接などでアピールする際、嘘をつくと結果的に自分の首を絞めることになります。ですが、今から強みを自分で作ることはできるでしょう。
例えば、転職活動と並行してマーケティングの勉強をすれば、マーケティングについて勉強しています、という強みを作ることができます。
学習意欲があることも大きな強みになりますから、強みがない、見つからない、わからないと思う人は今から作りましょう。
他人と比較せず、自分と比較する
他人と比べると、上には上がいますから、自己肯定感は下がってしまいます。他人ではなく、過去の自分と比較して、少しでも上達した自分を褒めて、強みだと認めてあげましょう。
自分の強みを発見して、就活・転職活動に役立てよう!
自分の強みを見つけるには、過去の経験を振り返り、他者の意見を参考にしながら、診断ツールや実際の行動を通じて明確にしていくことが大切です。
また、自分の強みの見つけ方を工夫することで、より明確に強みを把握できるでしょう。
例えば、自分の長所だけでなく弱みについても理解を深めることで、バランスのとれた自己分析を行えます。他にも、強みは、単体ではなく、組み合わせることでオリジナリティが生まれるでしょう。強みが見つからないという方は、今からでも遅くありません。学習することで、社会人としての価値を高める強みを作り出しましょう。
就活や転職活動において、自分の強みを的確に伝えることは、企業にとって必要な存在であると認識してもらうことに繋がります。
ぜひ自分の強みを発見し、新しい挑戦に活用してください。