“うざい”お局を黙らせる対処法は何がベスト?あるある特徴と心理

あなたの職場にも、「お局様」と呼ばれるベテラン女性社員はいませんか?

その存在感は絶大で、職場の雰囲気を一変させ、ターゲットにされると日々のストレスは相当なもの…。

お局を黙らせる上手な対処法はないか?

うざい!仕返ししたい!

そんな思いを抱えている人もいるかもしれません。

時に後輩から”うざい”と敬遠される存在ですが、なぜ彼女たちはそうなってしまうのでしょうか?

今回は、お局様の心理特徴対処法を詳しく解説。さらに、自分が将来“うざい”お局様にならないための対処法もお伝えします。

この記事を監修した人

田中よしこ
株式会社コレット代表・マインドトレーナー
情報経営イノベーション専門職大学 客員教授

自分自身がモヤモヤした感情、生きづらさを抱え、本当の自分と向き合った30年間の経験をベースに、心理学×脳科学、原始仏典、コーチングの知見を取り入れ、「自分の本心を知る」ことをオリジナルメソッド化。現在まで、7500人以上の人たちの本当の自分らしさを手に入れるサポートをし、90%以上が効果を実感している。
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目次

「お局」とは?意味や由来、読み方を解説

「お局(お局様)」とは

「お局(おつぼね)」や「お局様(おつぼねさま)」とは、職場に長く在籍し、強い影響力を持つ年配の女性社員を指す言葉。

特に、後輩の若い女性社員や同僚に対して厳しく接したり、マイルールや職場の慣習を重視したりする人に対して使われることが多いです。独身・既婚は問いません。

「お局」という言葉の由来は、平安時代の宮中に仕えた女性官職「局(つぼね)」です。「局」は当時、知性品位を兼ね備えた女性だけが任命される格式高い役職でした。

しかし、現代では否定的な意味で使われることが多く、時には悪口としても用いられるようになりました。

ちなみに英語で全く同じような意味の単語はありませんが、似た表現として “Office Queen Bee”(職場で影響力を持ち、他の女性に厳しい年長女性社員)や、 “Office Bully”(職場で威圧的な態度をとる社員)があります。

どちらもお局様を表す英語言葉として使われることがあるようです。

なぜ性格が悪い?お局様が”うざい”嫌がらせをする心理・理由

お局様が嫌がらせをする心理は、様々な要因が絡み合っています。

そのため、これが原因と断定はできませんが、一般的にお局様が抱えがちな心理的背景をいくつかご紹介します。あの人はどのタイプでしょうか。

正しいのは自分!社歴の長さや先輩としてのプライドがある

年次が上がるにつれ、役職がついたり責任が増えたりすることで、発言権や決定権が大きくなり、職場での影響力も強まります。

自然と後輩を指導する立場になることが多く、その態度が偉そうに見えてしまうことも。特に、社歴の長さが評価される企業では、それが自信となり、無意識のうちに態度に表れてしまうことがあります。

また、長年の経験があるほど、特定のやり方考え方に固執しがちになり、新しいアイデアや後輩の意見を否定的に捉えることもあります。

お局様が若手だった頃と今では時代が変わっているのに、価値観がアップデートされず、古い指導法を繰り返してしまうケースも少なくありません。

先輩としてのプライドが邪魔をしたり柔軟な対応が難しくなったりして、結果として後輩に対して厳しく接してしまうのかもしれません。

慣れた方法が安心だから。変化や新しい挑戦への拒否反応

長年の経験や習慣によって身についた価値観生活パターンは、簡単に変えることはできません。

予測不能な要素を含む新しいことに挑戦するよりも、慣れ親しんだ方法で物事を進めたい気持ちが強くなっていることも考えられます。年齢を重ねて身体機能も衰えると、新しいことを学ぶための体力や気力がなくなってしまうこともあるでしょう。

また、長く勤めているからこそルーティン化した自分のパターンを変えたくない欲求も隠れています。

若くて美しいことを自負していたからこそ!優秀な人や若い女性への嫉妬

優秀な相手を前にすると自信が揺るぎ、自己肯定感が下がって劣等感が生まれるタイプの人もいます。

若さや美貌に自信があったお局様なら、加齢によって若さや体力、美貌を失っていくことへの焦りや不安を感じているのかもしれません。

特に日本は若さや美貌が重視される社会。そのような環境にいると、年齢を重ねたお局様自身の価値が低いと感じ、若者に多くの機会を与えているように感じられて悔しくなっているのかもしれません。

頑張っているのに!職場で正当な評価を受けられないストレス

仕事熱心なお局様が会社から正当な評価を受けていないと感じると、どうなるでしょうか。

モチベーションが失われ、ストレスが増加するでしょう。それが後輩とのコミュニケーションで不満が爆発する原因につながることも。

また自身の評価を高めるため、後輩にハードワークを押し付けている可能性もあります。

後輩の失敗を責めるのは自己肯定感の低さから?

自己肯定感が低く気持ちが弱いお局様なら、自身を信じられず周囲の評価を過度に気にします。そのため後輩にも、後輩自身の仕事であっても、「周りから評価を得るように」と要請してくるかもしれません。

後輩が失敗した時も、指導的立場であるお局様がフォローするのが本来ですが、失敗を恐れるあまり、些細なミスでも許せず、またお局様自身の責任になることが認められず、後輩を責めがちになるでしょう。

こうした独善的とも思える態度から、周りとの関係を悪くしてしまうのです。

どんな人?お局様の特徴あるある

ここからは、あるあるなお局様の特徴をご紹介していきます。あなたが困らされているお局様にも当てはまるものがあるかも?

その自信はどこから?気が強く上から目線で話す

自分の能力や知識に自信があり、過度にアピールすることで優位に立ちたい、これまで社内では優位に立つことが多かったため、それが当たり前と思い込んでいる優越感から、上から目線で話す人っていますよね。

もしくは相手の立場や気持ちを理解できないコミュニケーション能力が不足のため、自分の考えを押し付けてしまうタイプの可能性もあります。周りの人をコントロールしたい願望がある場合もあります。

他人との付き合い方に難あり?人や気分によって態度が変わる

目上の人には優しく、目下の人には厳しい、好きな人には優しく、嫌いな人には冷たい態度を取るなど、状況に合わせて最も得策だと考える行動を取ろうとするため、相手や状況によって態度が変わってしまうことがあります。

相手や気分で態度を変えられるなんて、大人げないですし、迷惑ですよね。

嫌味や小言をよく言うのは、ストレス発散のため?

いちいち細かいことを指摘されたり、嫌味や小言を言われると、少しずつ嫌な気分が蓄積していきますよね。どうしてお局様は、そんなことをわざわざ言うのでしょうか。

仕事や人間関係など、日々の生活の中で抱えているストレスを他人にぶつけることで発散しようとしている、 自分の方が優れている、偉いと感じており、マウンティングすることで優越感に浸りたい、などが考えられます。

いずれにしても自分勝手な理由なので、言われた方は辟易しますね。

うわさ話や陰口、愚痴などネガティブ発言が多い

うわさ話や陰口、愚痴といったネガティブな情報は、聞いた側の気分が落ちるのでできるだけ耳に入れたくないもの。でもお局様は喜々として話している。それはなぜ?

  • ストレスを他人にぶつけて発散しようとしている、
  • 周りの人に共感されたり、注目されたりすることで、自分の存在感をアピールしたい承認欲求がある
  • 他人を攻撃することで抱えている不安な気持ちから目をそらそうとしている、
  • 自己肯定感が低く、優位に立ちたいという気持ちがネガティブな発言となって現れている

などが考えられます。

マイナスな発言が周囲に共感されることは少ないので、その行動が間違っていることにさっさと気づいてほしいですね。

女性従業員に対する当たりが強い・意地悪をする

同性に当たりの強いお局様っていますよね。

お局様よりも優れていると感じる女性に嫉妬や劣等感を感じ、攻撃的な態度に転化している、家庭環境や社会環境の影響で、女性に対して否定的な価値観を植え付けられている場合もあるでしょう。

もしくは何事も完璧を求める傾向があり、周囲の人をコントロールしたい性格なのかもしれません。

いずれにしても相手の気持ちを理解できないので、後輩は困りますね。

お気に入りの男性社員をえこひいきする

えこひいきは、組織内に不公平感や嫉妬を生み出し、チームワークを損なう可能性があります。

また、えこひいきされる男性社員自身も、周囲から誤解されたり、妬まれたりする可能性があります。それでもお局様がえこひいきをする理由はなんでしょうか。

まずは個人的な好意。ハンサムな男性社員がお局様の好みだったら、外見からその男性社員の考え方や価値観に共感し、恋愛感情を抱いている可能性があります。

女性としての母性や庇護欲が強いパターンも考えられます。母性から男性社員を息子のように可愛がり、困っているのを見ると、助けてあげたい気持ちが生まれているのかもしれません。

組織内での力関係を意識しての行動というパターンもあります。男性社員と協力することで組織内で自分の地位を固めたいと考えている、男性社員に守られることで組織内での安心感を得たいと考えている可能性もあります。

いずれにしてもあなたが仕事をするうえでは邪魔な行動なので、自重してほしいものです。

え、今ですか?突然、理不尽にヒステリーを起こす

原因がわからず、突然ヒステリーを起こすお局様もいます。その背景にはどのような事情があるのでしょうか?

まずは仕事や人間関係などで様々なストレスを抱え込み、そのイライラが爆発している可能性。

その裏には 自分の気持ちをうまく言葉にできず、感情的にしか表現できない、元々感情表現が激しく、衝動的な行動を取りやすい性格であることも影響しているかもしれません。

そういった事情を他者は知りませんから、お局様自身は周囲から理解されずに孤立感や焦りを感じている可能性もあるでしょう。

またホルモンバランスの変動などが、感情の起伏に影響を与えている場合もあり得ます。

お局様に嫌われるタイプ・狙われやすい女性は?

お局様と波風を立たせたくないため、できるだけ大人しくしている人もいるでしょう。

でも何をしてもお局様の癪に障る人もいます。それは一体どんなタイプなのでしょうか?

我慢できない!お局様に反論する・従順ではないない人

お局様が反発心を覚えるタイプとして、自立心旺盛な人が考えられます。

  • 自分の意見をしっかりと持ち、相手に伝えることを恐れない自己主張のある人
  • 不当なことを目の当たりにした時に黙っていられない正義感が強い人
  • 古い慣習やルールに縛られず、新しいことに挑戦しようとする人
  • 自分で考え行動したい気持ちが強い人
  • ストレートに自分の気持ちを伝える人

などが当てはまるでしょう。

こういう人はお局様からの不当な扱いを受け、我慢の限界に達している、組織の非効率性や不当なルールに不満を感じている可能性があります。

また組織の利益のために、声を上げる必要があると感じている、自分の能力を認められたい、成長したい欲求からの場合もあるかもしれません。

お局様に反論すれば、組織内の風通しがよくなり、改善につながるかもかもしれませんが、報復として仕事がやりにくくなる可能性も。

個人ではなく、チーム全体の利益を考え、お局様に対抗する策を練った方がいいでしょう。

嫉妬の炎がメラメラ?若くて可愛い女性・女性らしい美人

若さや可愛さは同性からの嫉妬の種になることが往々にしてあります。

若くて可愛い女性は男性からの注目を集めることが多いため、さらに嫉妬の炎を燃やしてしまうのかもしれません。それでも若い女性よりも優位に立ちたい気持ちから、マウンティングをしてくることもあるかもしれません。

あなたの職場が同性同士の競争が激しい環境なら連帯意識が欠如します。お局様が他の女性をライバル視しないよう、みんなで仲良くしてはいかがでしょうか?

調子に乗らせてしまう、大人しくて言い返したりしない人

言い返さない人は、お局様が攻撃しても反撃される心配がないため、お局様のターゲットになりやすいです。

その心理として、

  • 相手を支配して自分の優位性を示したい
  • 仕事や人間関係、生活で抱えている不満を弱い立場の人に向けることでストレスを発散しようとしている

などが考えられます。

自分の意見を言えない、不当な扱いを受けても我慢してしまう人は、受け流すようにすれば多少はストレスも低減されるかもしれません。

お局様の劣等感を刺激してしまう?仕事ができる・頭がいい女性

仕事ができる優秀な人も、狙われやすい要素が揃っていると言えるでしょう。

お局様が仕事のできる後輩との能力差を感じたら、上司から高く評価されている後輩に対し、劣等感や嫉妬心を抱くことがあります。後輩の活躍によって、自分の地位が危うくなるのではないかという不安を内包しているからかもしれません。

お局様が後輩に嫉妬するのを防ぐには、仕事ができることを過度にアピールせず謙虚な態度で接することが大切です。

お局様の足を引っ張る仕事ができない人

先ほどとは逆に仕事があまりできない人も、頼りにならないためターゲットにされやすいです。

仕事への責任感が強いお局様なら、仕事の足を引っ張る後輩に対し、チーム全体の仕事に影響が出ることの懸念から厳しく指導してしまうことがあります。

その厳しい指導は社内における自分の地位を維持するためのものかもしれませんが、される方は辛いですね。

【対処法】お局を黙らせる方法は何がベスト?

ここからは、職場のお局様への対処法について解説していきます。

適度な距離を保つ・なるべく関わらない対処法

お局様に目をつけられると、ストレスがたまり、仕事のパフォーマンスやモチベーションが低下しがち。放っておくと、仕事への気力まで奪われてしまいます。

対策としては、適度な距離を保ち、接点を減らすことが効果的。業務上必要なやり取り以外は控え、できるだけ関わらないようにしましょう。ただし、挨拶の際は笑顔をキープし、丁寧な対応を心がけましょう、そうすることで、余計な摩擦を避けることができます。

また、お局様に振り回される時間やエネルギーを、他の同僚との関係構築に使うのも一つの方法。

ポジティブな人間関係を築くことで、職場の雰囲気が良くなり、仕事がしやすくなるかもしれません。

華麗にスルーしてしまう。相手にしない・無視する対処法

距離を保つから発展して、『相手にしない』という方法もあります。

意地悪な言動やお局様からの評価に振り回されることがなくなり、精神的負担が軽減されて自己肯定感が向上する可能性もあるでしょう。さらに仕事に集中でき、生産性が向上するかもしれません。

ただし、無視したところで根本的な解決にはなりません。相手の態度が変わる保証はなく、問題が長期化してしまう可能性があります。さらに職場の雰囲気が悪化し、他の同僚との関係に悪影響を及ぼすかもしれません。

周囲から協調性がない、コミュニケーション能力が低いとあなたが評価されないとも限りません。

無視すべきか、別の対応を取るべきかの判断は、お局様の意地悪の度合いによるでしょう。

無視されても元気良くあいさつを続ける対処法

意地悪な先輩に無視されても元気よく挨拶し続けることは、関係性や職場の雰囲気が改善される可能性以外のメリットも得られるでしょう。

常に攻撃的な態度のお局様に笑顔で挨拶することで、お局様に考えさせるきっかけになるでしょうし、お局様に無視されたとしてもあなたの状況を理解し、応援してくれる人が現れるかもしれません。

そしてどんな状況でも自分らしくいられる自信につながり、どんな状況でも動じない心の強さを養うことができ、自己肯定感が高まります

困難な状況でも笑顔を絶やさない姿は、周囲に好印象を与え、信頼を得られるでしょう。

必ずしも関係性が改善されるとは限りませんし、お局様の態度がますます硬化するかもしれません。

無視されても元気よく挨拶し続けることは、簡単なことではありませんが、あなたの成長につながる機会となるかもしれないので、実行してみてください。

臆することなく接することでお局を黙らせる対処法

お局様につけこまれるのは、上下関係を素直に受け入れてしまっていることもあるでしょう。

立場上は先輩・後輩かもしれませんが、あなたが卑屈な態度を取る限り、お局様をつけあがらせます。低姿勢をやめて、お局様に臆することなく接するのもテクニックの一つです。

そしてこのテクニックは、実行するあなたにもたらされるメリットが多い方法でもあり、困難な状況でも冷静に対処できるようになり、精神的な強さを身につけることができるでしょう。

そのためには冷落ち着いて状況を判断しながら、なぜお局様がそのような態度を取るのか、背景にある原因を探り、自信を持って接しましょう。

一人では不安な場合は上司や同僚など、周囲の信頼できる人に相談し、サポートを求めてもいいかもしれません。

承認欲求を満たす!お局様を褒めて“頼れる先輩”にする対処法

お局様との関係を改善したいなら、無視や対立ではなく、あえて褒めて懐柔する方法を試してみましょう。

誰しも認められたいという承認欲求を持っています。特に、お局様のように職場で影響力を持つ人は、その欲求が強い傾向があるようです。

意外なタイミングで具体的に褒められると、警戒心が解け、態度が軟化する可能性があります。

例えば、

〇〇さんの説明、すごく分かりやすかったです

といった、 具体的な行動 を褒めると効果的。さらに、周囲から「気遣いができる人」と評価される副次的効果も期待できます。

お局様を「頼れる先輩」として接することで、承認欲求を満たし、関係が良好になることも。結果的に職場の雰囲気が改善し、働きやすくなるかもしれません。

こうした工夫を重ねることで、 あなたのコミュニケーション能力や人間関係スキルも向上するはずです。

一度、容赦なくキレてお局様を撃退する・潰す対処法もあるけれど…

お局様にキレるのは簡単ですが、様々なリスクが伴います。

関係が修復不可能になるだけでなく、他の社員との関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。社内から感情的になりやすい、協調性がないなど、悪い評価をされることも考えられます。

会社によっては、懲戒処分を受ける可能性も考えられます。そもそもそんな形で怒りを爆発させたら、あなたが後悔したり自己嫌悪に陥ったりしませんか?

感情的に爆発するのではなく、建設的な対処法を選びましょう。嫌がらせされた日時、場所、内容などを具体的に記録し、証拠を揃えておき、上司、同僚、友人など信頼できる人に相談しましょう。

周囲に思い当たる人がいない場合は弁護士や産業医などに相談することも検討しましょう。会社にハラスメント相談窓口があれば、そこに相談するのも手です。

仲間を作ってお局様を孤立させる対処法もあるけれど…

味方・仲間を募って孤立させる方法もあります。

人数にものをいわせて成功する確率も高そうですが、特定の個人を仲間はずれにすることは道徳的に問題のある行為です。

職場全体の雰囲気を悪化させ、他の社員のモチベーション低下や人間関係の悪化につながりますし、お局様から報復されるかもしれません。

そもそもこの方法はあなたの溜飲を下げるだけで根本的な問題解決にはならず、一時的な満足感に終わる可能性が高いでしょう。

お局様の理不尽な態度について上司に相談する・会社にパワハラ認定をしてもらう対処法

あなたが一人で行動するのにも限界があります。そんな時は上司に相談しましょう。

上司があなたの報告で初めて状況を把握したのなら、先輩に改善を求める適切な対応を取ってくれるでしょう。

所属企業がお局様をパワハラ認定してくれれば、法的な保護を受けることができるかもしれません。報告を考えておられる方は、「感情論」ではなく具体的な事実(日時、内容)をメモにして伝えると、理解されやすくなります。

ただし、上司が問題を深刻に捉えてくれなかった場合、状況が変わらないどころか、お局様からの嫌がらせがエスカレートする可能性があります。

会社の対応に不満がある場合は、労働基準監督署に相談することもできますし、法的な問題に発展する可能性がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

無理や我慢のしすぎは自分の心身に良くありません。客観的な視点が保てなくなったと感じたタイミングでカウンセラーや上司に相談してみましょう。

対処法を講じてもお局様に耐えられないなら、思い切って転職を考えてみる

お局様と距離を置くために、あなたが転職するという方法もあります。

お局様との関係から解放され、ストレスを減らせるだけでなく、新しい職場で新しい人間関係を築き直せ、より良い環境で働ける可能性も秘めていますし、キャリアアップにつながるかもしれません。

ただし転職活動には時間と費用がかかり、新しい職場に慣れるまでにも時間がかかるため、他の解決策を検討したうえで転職活動を始めた方がいいでしょう。

まずは先ほど解説したような方法で解決策を模索してみましょう。

それでもお局様との関係があなたのメンタルに深刻な影響を与えている、現在の職場ではこれ以上キャリアが伸びないと感じているなら、転職を検討してみてください。

あなたは予備軍?お局様になりやすいタイプと、ならないための対策

一概には言えませんが、あなたが思い当たるお局様には以下のような特徴がないでしょうか?

  • 社歴が長い
  • 年次が高いため、若手社員を指導する立場にいる
  • 完璧主義者
  • 支配欲が強い

将来お局様になりたくないのなら、上記に加え、今から挙げる点にも注意をしましょう。

一生懸命やればなんとかなる!責任感が強く、根性論が好き

あなたが責任感が強くて根性論を好むタイプなら、今一度立ち止まってみてください。

責任感が強すぎると完璧を求めるあまり無理をして自身がストレスを抱えるほか、高い目標を設定しがちのため周囲にプレッシャーを与えてしまう可能性が。人間関係を悪化させる場合があります。

「根性で乗り越えられる」という考えが強いと、自分の健康やプライベートを犠牲にしてまで仕事に打ち込んでしまい、燃え尽き症候群になるリスクが高まります。

それだけでなく、今の時代にフィットした働き方ではないので若手に敬遠されるかもしれません。

自分も周囲も追い込む。完璧主義で他人にも高い基準を求めがち

完璧主義で他人にも高い基準を求めがちな人は、自分自身も常にプレッシャーを感じ、心身に大きな負担をかけます。

さらに変化を恐れるあまり、自身の成長の機会を逃すだけでなく、状況の変化に対応できずに頑固な姿勢を貫いてしまいがち。

周囲にも完璧を求めるため、相手を否定したり、批判したりする言動を取ることが多くなるかもしれません。

自分の意見ばかりを押しつけたり、他人の意見を聞き入れなかったりするため、チームワークを阻害します。後輩から距離を取られるかもしれません。

失敗が怖いからチャレンジできない!変化を受け入れられない

変化を受け入れられないということは、新しいことに挑戦できない・柔軟性が欠如しているということ。

  • 過去の成功した体験があり、それが最善の方法だと思い込んでいませんか? 
  • 新しいことに挑戦して失敗することを恐れ、現状維持を選びがちではありませんか? 
  • 全てを自分の思い通りにしたい故、変化を拒否していませんか?

変化を受け入れられないと、新しい知識やスキルを身につける機会を逃すだけでなく、新しい仕事やプロジェクトへのチャンスを失してしまう可能性があります。

周囲から疎んじられるだけでなく、組織全体の変化に対応できず、組織の衰退を招く可能性も否定できません。

後輩と信頼関係が築けない。プライドが高い・見栄っ張り

自分に自信が持てないのに周囲からは認めてほしい。そんな思いを抱えている人は、例えば無理をしてハイブランドのバッグを持つなど、見栄を張って自分をよく見せようとしていませんか?

プライドが高かったり、見栄っ張りだったりする人は、後輩にも本当の自分を見せることができず、信頼できる人間関係を築くことが難しくなるかもしれません。

チームの中で、自分の評価を上げるために後輩メンバーと競争したり、足を引っ張ったりする行動に出てしまい、チームワークを阻害する危険性があります。

それに常に周囲の目を気にし、理想の自分を演じ続けることはストレスを感じませんか?

他人と比べすぎて自己肯定感が下がり、自信を失うことも

自己肯定感が低くなる大きな要因のひとつが、他人との比較 です。

「自分には無理」と思い込むことで、新しい挑戦を避けていませんか?

相手の意見を気にしすぎると、コミュニケーションがぎこちなくなり、チーム内で消極的になりがち。その結果、貢献の機会を逃し、思うような成果が出せなくなることも。

常に他人と比べ続けると、不安にとらわれ、自信を失ってしまいます。

不安や自信喪失が積み重なることで、後輩に厳しく当たる「お局様」になってしまう原因につながることもあるのです。

お局様への上手な対処法は穏便なやり方で関係改善を目指すこと

嫌がらせをしてくるお局様がいるストレスフルな環境から抜け出し、関係を良好にしたい気持ちは理解できます。

ただし、あなたが鬱憤を晴らすことを目的とした強硬手段に出るのは得策ではありません。穏便な方法で関係改善を目指してください。

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この記事を書いた人

わたしらしい幸せのヒントが見つかるメディアwellfyのアカウントです。

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