実家が太い人は最強の勝ち組?特徴と基準・羨ましい彼らの現状

近年、「実家が太い」という言葉をよく耳にしませんか?

SNSで豪華な旅行写真を投稿する友達や、仕事に固執せず余裕のある同僚を見て、「ずるい」と感じたことがある人も多いはず。また、

結婚するなら実家が太い人がいい

という言葉を耳にすることもあり、「実家が太いこと」のメリットを実感している人も増えているようです。

実際、実家の経済力は、当人の人生にどれくらい影響をもたらすのでしょうか?実は、意外なデメリットがある場合もあります。

今回は、「実家が太い人」の実態を紹介していきます。

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Wellfy

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目次

実家が太いとは?超富裕層じゃなくても“勝ち組”と呼ばれる理由

「実家が太い」という言葉、SNSや日常会話で耳にすることも増えましたが、具体的にどういう状態を指すのでしょうか?
ここではまず、「実家が太い」の意味背景について、改めて整理してみましょう。

「実家が太い」ってどういう意味?

まずは、「実家が太い」とは実際のところ何を意味するのかを確認しておきましょう。

「実家が太い」とは…

「実家が太い」とは、親の経済力資産がある程度豊かで、子どもに金銭的・物質的な援助ができる状態を指します。具体的には、子どもの住居費や生活費を援助したり、高額な教育費を負担したり、時には車や不動産などの資産を与えたりする余裕がある家庭のことです。

実家が太い親の特徴として、安定した職業(医師などの専門職、弁護士・会計士などの士業)に就いていたり、自ら事業を行なっていたり、不動産や株式などの資産を持っていたりすることが挙げられます。

「実家が太い」という表現の語源には諸説ありますが、水商売などの業界用語で、お金を多く使ってくれる“太客(ふときゃく)”を指す言葉から来ているとも言われています。

どこからが「実家が太い」?その基準と年収のリアル

「実家が太い」=「実家が経済的に余裕がある」であることは間違いありませんが、どれくらいの経済レベルから、余裕があると見なされるのでしょうか?

近年、日本では経済格差が加速しており、貧困層と富裕層の差が大きくなっています。シングルマザーのふたりにひとりは全国平均収入の半分以下の収入しか得られておらず、苦しい生活を余儀なくされているのです。

貧しい生活を送っている子どもは少なくありません。そういった子どもからすると、超富裕層でなくても「親が大学の学費を出してくれる」「仕送りをしてくれる」という家庭環境を「経済的に余裕がある」と感じるでしょう。

「実家が太い」と聞くと、軽井沢に別荘を持っているような富裕層をイメージする方も少なくありません。

ですが、貧困層が増えている現代においては、中流以上の経済力で子どもをサポートできる家庭も、十分「実家が太い」とみなされる場合も多いのです。

実家が太い人の暮らしとは?何が有利なの?

次に、実家が太い人はどのようなメリットを享受しているのかを見ていきましょう。

暮らし編

「家賃は月給の三分の一まで」とよく言われていますが、住居費は庶民にとって大きな負担になっています。住居費さえなければ余裕がある暮らしができるのに、と思っている人も少なくないでしょう。

一方、実家が太い人は親所有のマンションに住んでいたり、家賃の支援を受けていたりすることがあります。その結果、自分の収入の大部分を自由に使えるという贅沢な状況が生まれます。

実家が太い人は、「友人たちが家賃に収入の3割を使う中、私はその分を旅行や美容、趣味に使えるから、同じ給料でもライフスタイルが全く違う」と感じているかもしれません。

「同じ仕事をして同じ給料をもらっているのに、生活スタイル余裕が全く違う」というのは、実家が太い人あるあるでしょう。

学び編

教育面での優位性も明確です。幼少期から質の高い教育環境に身を置き、私立のエスカレーター校に通うことも珍しくありません。インターナショナルスクールの月謝を払えるのも実家が太い親だけです。

今の時代、英語が喋れたからといって高収入の仕事に就けるというわけではありません。しかし、英語が喋れることで選択肢が大きく広がることは事実です。同じ職種でも、アメリカと日本では倍以上賃金の差があるケースもあります。

幼少期に親に投資してもらえるため、大人になってから高収入の職に就きやすいというのは、実家が太い子どもが享受できる最大のメリットだと言えるでしょう。

実家が太い人は、社会人になってからも、MBA取得や語学留学など、自己投資を惜しまない傾向があります。場合によっては「30歳を過ぎてからパリに1年間語学留学する」などして、見聞を広めることもできるでしょう。

裕福な親は、教育の価値を重視しがちです。それゆえ、学びたいという意欲さえあれば、いくつになっても支援を受けられるケースが少なくありません。

実家が太い家に育った子供は「学ぶこと」を推奨され、援助されがちです。それゆえ、知識が豊富になり、結果的に、専門的な仕事に就ける場合も多いのでしょう。

仕事編

実家が太い人にとって、最大の強みは「親という保険」があることです。

「仕事でどんなに失敗しても、最悪実家に帰れるという安心感がある」のは非常に大きな心の支えになるでしょう。この安心感が、フリーランスへの転身やリスクの高いキャリアにチャレンジする勇気を与えています。

気をつけて見てみれば、劇作家や映画監督、アーティストなど、狭き門であり、安定が見込めない職業に就いている人は実家が裕福である確率が高いことに気がつくでしょう。実家が太い人たちは、生活費の心配が少ないため、低賃金、不安定、ハイリスクでも自分の興味ある仕事を選べる自由があるのです。

また、実家が太い人の家は大きく、居心地がよく、便利な場所にあることも多いため、成人してもすぐに実家を出ていく気にならないというメリットもあります。家賃を払う必要がないため、必死で稼ぐ必要も、一つの仕事にしがみつく必要もありません。出世競争にあくせくする必要もありませんし、ブラック企業にとどまる必要もないのです。

同僚が残業に励む中、定時で帰宅し趣味に時間を使えるのも彼らの特権だと言えるでしょう。

さらには、親のコネが使えるというのも大きなメリットです。大手広告代理店やテレビ局には、毎年多くの政治家やお金持ちの子らが入社しています。経済力とコネのある親は、子の望む就職先を斡旋できます。また、日本は二世議員の割合が高いことも知られています。先祖代々築いた地盤既得権益を子に引き継がせようとする親は少なくありません。

実家が太い家に生まれた子は、親のコネクションや地盤、既得権益を引き継ぐことができるので、そうでない子に比べて、稼げる仕事に就けるチャンスが多いと言えるでしょう。

趣味編

実家が太い人は趣味にも思う存分お金をかけられます。特に親が同じ趣味を持っている場合、その恩恵は大きいでしょう。

例えば、親がゴルフ好きの場合、クラブ一式を譲り受けたり、高額なコースに連れて行ってもらったりするかもしれません。また、実家から車を与えられていれば、行動範囲も広がり、日帰り旅行や遠出も気軽にできます。

時間とお金の余裕が、生活の質を大きく向上させているのです。

恋愛編

経済的余裕は恋愛市場でも優位に働きます。

見た目への投資ができることはもちろんのこと、精神的な余裕が魅力を高めることにもつながるでしょう。

また、相手の経済力を必要以上に気にせずに恋愛できるため、純粋に相性人間性で選べる自由があります。

『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』(クリステン・R・ゴドシー著 高橋璃子訳 河出書房新社)では、経済的に豊でないことが、恋愛やセックスに悪影響を与えていることを指摘しています。

例えば、多くの国では、「男性は好きな女性に奢るべき」「男性に奢られたり貢がれたりすることは女性にとって喜ばしいこと」という価値観があります。なぜ『女性が男性に奢る』ではなく、その逆なのかは自明です。

世の中には女性差別があり、女性が男性と同等の賃金を得られていないからです。男性の方が高収入を得られやすい現状があるため、『男性は経済的に豊かではない女性の分も払うのがいい』とされていたのです。

しかしこの状況は、女性の恋愛やセックスについて、メリットを与えているとは言えません。なぜなら、女性は、

そこまでタイプじゃないけど、奢ってくれるからご飯だけは行ってみるか

と思う可能性があるからです。
一方男性は、「自分が奢りたいと思える女性」とだけデートに行くでしょう。

つまり、女性は経済力が劣っているが故に、直感的にタイプではない男性とデートに行ったり、セックスしたりしているということです。

女性側も「自分がお金を出してでもデートに行きたい、セックスしたい」と思える男性だけを選ぶことができたとしたら、どうでしょうか? 

きっと、女性はドタイプの男性としかデートしないはず。

つまり、多くの女性は、経済格差によって、恋愛もセックスも妥協を強いられているのです。一方、実家が太く、相手の経済力をいっさい考慮する必要がない人は、自由にタイプの人とだけ恋愛ができます。

また、実家が太いことによって「結婚しなくても生きていける」という選択肢を持っていることが、健全な関係構築に役立っているケースも少なくないでしょう。

本当は自由じゃない?実家が太い人が抱えるモヤモヤ

次に、実家が太い人が被るデメリットについて見ていきましょう。

実家が太いからなかなか自立ができない

経済的に親に依存していると、精神的な自立が難しくなる場合があります。

「いつまでも子ども扱いされる」「重要な決断も親の意見が優先される」

という悩みは珍しくありません。

またお金の管理能力が育ちにくく、「自分一人では生きていけないのでは」という不安を抱える人もいます。

楽な方ばかりに逃げてしまう

苦労せずに物事が手に入ると、チャレンジ精神忍耐力が育ちにくいこともあるでしょう。「いつでも辞められる」という考えが、困難に直面したときに簡単に逃げ出す癖につながりかねません。

その結果、本当にやりたいことや成長の機会を見逃してしまう可能性もあります。

親のおかげだ・甘えてるという批評を受ける

実家が太い人は、どれだけ自分で頑張っても「親のおかげ」「甘やかされている」という評価を受けがちです。実際に努力をしていても、その努力が正当に評価されないフラストレーションは大きいようです。

「自分の力で得た成果でも、『実家のバックアップがあるからでしょ?』と言われると悲しい」という声も聞かれます。

「実家が太い」フィルターが邪魔する

人間関係でも「実家が太い」ことが時に障壁になります。「お金目当てなのでは」と疑心暗鬼になったり、友人との間に経済格差を感じて気を遣ったりすることもあるでしょう。

自分にとって普通のことを話しているだけなのに、マウンティングだと捉えられてしまうケースもあります。

求める基準が高くなってしまう

良い環境で育つと、食事、サービス、生活水準など、すべてにおいて基準が高くなりがちです。これが「贅沢病」として批判されることもあります。

また結婚においても「同じような家柄でなければ」という親からの期待や自分自身の思い込みで選択肢を狭めてしまうケースも見られます。

実家が太い女性の特徴・あるある

次に、実家が太い女性あるあるを見ていきましょう。

もちろん、すべての人に当てはまるわけではありませんが、思わず「わかる~!」とうなずいてしまうような共通点がちらほらです。

金銭感覚のギャップがもはや面白い

「気に入った服があれば色違いで3着買う」「旅行先で5万円のバッグを衝動買いする」など、一般的な感覚では考えられない買い物話が聞けるのは、実家が太い友人との付き合いの醍醐味かもしれません。

価値あるものにはためらわず投資するスタイルは、金銭的な安心感があるからこそ。そのギャップにびっくりしつつも、一緒にいると視野が広がる面白さがあります。

清々しいほど自己肯定感が高い・メンタル強め

幼少期からの充実した環境が育んだ自己肯定感は、時に眩しいほどです。「自分はできる」「挑戦して当然」という前向きな姿勢に、周囲も良い影響を受けることがあります。

失敗しても立ち直りが早く精神的な強さを持っている人が多いのも特徴です。親という保険があるので、失敗を恐れすぎず挑戦でき、次にどう活かすかをすぐ考えられるのも強みのひとつです。

穏やかで安定感がある・人との距離の取り方が上手

意外かもしれませんが、実家が太い人は穏やか友人を大切にする人が多いのです。経済的な余裕が心の余裕を生み、他者への思いやりになっているのかもしれません。

また、他人と競う必要がないからか、人に干渉しすぎない適度な距離感を保つのが上手な人も多いようです。

立ち居振る舞いに育ちの良さがにじむ・品がある美人が多い

ふとした瞬間の所作や言葉遣いに、「あ、この人ちゃんとした環境で育ってるんだな」と感じることがあるもの。仕草話し方に自然と品の良さが漂う人が多いのも特徴です。

これは幼少期からのしつけ教育環境の影響が大きいでしょう。正しい姿勢丁寧な言葉遣い、TPOに合わせた服装など、家庭教育の賜物と言えるかもしれません。

バレエ経験率高め。習い事経験が豊富。感性と教養のベースに

ピアノ、バレエ、英会話、美術、乗馬――実家のサポートがあったからこそ、幼い頃から多くのことに触れ、視野を広げる機会に恵まれてきた彼女たち。そのため、多趣味・多才な人が多いのも特徴です。

その経験が、ビジネスの場でも柔軟な発想力や、多文化理解プレゼン力といった形で活きているケースも少なくありません。

家にペット…どころか、動物との生活が日常

経済的・住環境的に余裕があるため、複数のペットを飼育しているケースも珍しくありません。犬や猫はもちろん、時には馬やエキゾチックアニマルを飼っている人も。

「実家には犬2匹と猫3匹がいる」「乗馬が趣味で、馬を飼っている」など、動物との暮らしが当たり前の環境で育った人も多いようです。

実家が太い人がずるいと思うときもあるけれど…人は皆、配られたカードで勝負するしかない

実家が太い人の生活には、確かに羨ましい側面がたくさんあります。独自の悩みや苦労も存在しますが、実家が太いことで得られる恩恵に比べたら些細なものです。やはり、実家が太いことは、子どもにとってとても大きなメリットであることは間違いないでしょう。

さまざまなメリットを生まれながらに享受している、実家が太い人を「ずるい」「羨ましい」と妬む気持ちは理解できます。

しかし、結局のところ、人生の豊かさは経済力だけで決まるものではない、というのもまた事実です。

人は皆、配られたカードで勝負するしかありません。妬むよりも、相手のいい部分を取り入れて活かすことを考えた方が、建設的な生き方でしょう。

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