20〜30代女性に聞いた『クレヨンしんちゃん』好きなキャラから名作映画、大人になって気づく魅力とは?【クレしんアンケート調査】

放送開始から30年以上、世代を超えて愛され続ける国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』。

子どもの頃はギャグ満載の作品として楽しんでいた人も、大人になって改めて見返すと、家族や社会への優しいまなざしに心を動かされる場面も多いのではないでしょうか。

今回は20〜30代女性348人を対象に「好きなキャラクター」「印象に残る映画」「大人になってからの見方の変化」を調査しました。

結果から見えてきたのは、笑いだけでなく人生の節目を彩る共感型アニメとしての顔です。

※本記事は、アイコニット・リサーチで実施した独自アンケート調査結果をもとに執筆しています。

この記事を書いた人

Wellfyアンケート部

わたしらしい幸せのヒントが見つかるメディアwellfyアンケート部のアカウントです。姉妹サービス「アイコニット・リサーチ」による独自アンケートをもとに執筆しています。 (https://www.iconit.jp/iconit-research/)

目次

一番好きなキャラクターは?しんちゃん&シロがツートップ

子どもの頃に好きだったキャラクターと、大人になってから魅力を感じるキャラクターは違うかもしれません。家族や友人、動物たち、誰に心を寄せているのでしょうか。

  • シロ(犬) 74票(31.6%)
  • 野原しんのすけ 67票(28.6%)
  • ひまわり(妹) 20票(8.5%)
  • 野原みさえ(母) 19票(8.1%)
  • 野原ひろし(父) 10票(4.3%)
  • ぶりぶりざえもん 8票(3.4%)
  • ネネちゃん 6票(2.6%)
  • 風間くん 6票(2.6%)
  • ボーちゃん 5票(2.1%)
  • あいちゃん 4票(1.7%)
  • まつざか先生 4票(1.7%)
  • ミミ子、その他 各2票(0.9%)

最多は「シロ」。健気で優しい犬のキャラクターが、大人世代にとって癒やしの象徴になっているようです。

僅差で「しんのすけ」が続き、妹の「ひまわり」や両親のみさえ・ひろしも上位に。家族や日常に根ざしたキャラが多く選ばれており、作品が家庭アニメとしても支持されていることが分かります。

印象に残る映画作品は?名作「オトナ帝国」と「戦国大合戦」が強

映画もまた、子どもの頃はドタバタのギャグを楽しみ、大人になってからは深いテーマに胸を打たれることが多いもの。記憶に残る名作として挙げられたのはどの作品だったのでしょうか。

  • 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 50票(32.9%)
  • ヘンダーランドの大冒険 31票(20.4%)
  • 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 27票(17.8%)
  • 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜 17票(11.2%)
  • ロボとーちゃん 15票(9.9%)
  • もののけニンジャ珍風伝 14票(9.2%)
  • オラたちの恐竜日記 13票(8.6%)
  • 暗黒タマタマ大追跡 11票(7.2%)
  • カスカベ野生王国 10票(6.6%)
  • 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 8票(5.3%)

やはり突出して人気なのは「オトナ帝国の逆襲」。高度経済成長期への郷愁をテーマにした本作は、子ども向けアニメ映画の枠を超えて大人世代の心を揺さぶった名作と評されています。

次いで「戦国大合戦」も根強い支持。戦国時代を舞台に、しんちゃんと武士の友情を描いた本作は、後に実写映画『BALLAD 名もなき恋のうた』の原案にもなったほどです。

「ロボとーちゃん」や「新婚旅行ハリケーン」など、比較的近年の作品も選ばれており、世代によって思い入れのある作品が異なることもうかがえます。

大人になって見方はどう変わった?「家族への共感」が多数

子どもの頃に笑って見ていたしんちゃんも、大人になってから改めて見ると違った気づきがあるもの。どんな変化を感じているのでしょうか。

  • 変わらない(昔から楽しんでいる) 75票(39.9%)
  • 昔はあまり見ていなかったが、大人になってから見るようになった 33票(17.6%)
  • 家族や育児の描写に共感するようになった 32票(17.0%)
  • 昔より感動するシーンが増えた 31票(16.5%)
  • 感情移入するキャラが変わった 17票(9.0%)

最も多いのは「変わらない」。子どもの頃から長く親しみ続けている人が多い一方で、「家族や育児への共感」「感動が増えた」という変化の声も。

とくにみさえやひろしの立場に共感するようになったという意見もあり、親になってから気づく作品の奥深さが感じられます。

『クレヨンしんちゃん』は家族の物語として進化し続ける

今回のアンケートで見えてきたのは、『クレヨンしんちゃん』が単なるギャグアニメではなく、家族や人生に寄り添う物語として受け止められていること。

キャラクターではシロや家族が上位に入り、映画では「オトナ帝国」や「戦国大合戦」といった社会的メッセージの強い作品が支持を集めました。

大人になってから「家族への共感」や「感動の増加」を感じる人も多く、しんちゃんの世界は視聴者の人生とともに深みを増しているといえるでしょう。

今後も長寿シリーズとして続く中で、新しい世代がどんなしんちゃん像を描いていくのか。笑いと涙の両方で、私たちの暮らしを映し出す存在であり続けるに違いありません。

<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2025-09-11
有効回答者数:348人(20代・30代女性)
※文中の数字は小数第一位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります
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