毒親に育てられた女性の特徴。毒親育ちの人が自由になるための対処法

どうして私の人生はこんなに苦しいの?

親に尽くしても全然報われない…

そんな思いを抱えていませんか?

毒親とは、子供にとって毒になるような支配的な親を指します。

毒親に育てられた女性は、家庭が安心できる居場所ではなく、無条件の愛を受ける経験が少ないため、自己評価が低く他人の意見に過剰に振り回される傾向があります。その影響は、大人になった後も消えず、恋愛や職場での人間関係に苦労することが多いのが特徴です。

この記事では、毒親に育てられた女性の特徴や、そこから抜け出し自由になるための対処法を解説します。

「人生返せ」と叫びたいほどの苦しみを抱えているあなたが、少しでも心を軽くし、前向きな未来へ進むヒントを見つけられるように寄り添っていきます。

自分自身のために歩み始めるきっかけとして、ぜひこの記事を読んでみてください。

目次

毒親に育てられた女性の特徴

毒親に育てられた女性には、次のような特徴がみられることがあります。

毒親に育てられた女性は他人の顔色をうかがう特徴がある

毒親に育てられた女性は、子供時代に、親の顔色を窺ってビクビクしながら生活しがちという特徴があります。

大人になってもその癖が抜けず、周囲にいる人、特に親しい人の顔色をうかがって生活してしまう傾向があります。

毒親に育てられた女性は行き過ぎた努力家になりやすい

毒親に育てられた女性は、親の期待に応えようと頑張りがちです。毒親育ちは頑張らなければ愛されないと思い込んでいるので、仕事や学業も全力で取り組み、優秀な成績を収めることも多いのです。

頑張り過ぎて心と体に限界が来てしまい、過労で倒れたりうつ病を発症したりするケースもあります。

毒親育ちの女性は社会からの期待に応えようとする特徴がある

毒親に育てられた子供は自分がどうしたいかを主張する機会を奪われがちです。そのため、自分がどうしたいかを考えるよりも、他人や社会の期待に応える癖が身についています。

現在の日本社会は、女性は職場ではファッションに気を遣い、メイクをしておくべきだとか、家事や育児や女性がするべきだ、といった女性だけに特別な労働を負わせる性別役割規範が根付いています。毒親育ちの女性は、自分がメイク、家事、出産、育児、女性らしく装うことなどを望んでいるかどうかを考える前に、社会の期待に応えようと頑張ります。

さらに、仕事も頑張る傾向があるので、仕事・家事・育児・介護などを一挙に背負い込み、その上で美容にも気を遣わなければならないと考えていて、オーバーワークになってしまうことも珍しくないのです。

毒親に育てられた女性は自己評価が低く、褒め言葉を素直に受け取れない

毒親育ちの女性はいくら周囲から「頭がいい」「綺麗」「優しい」「可愛い」「頑張り屋さん」などと褒められても、そんなことない、と否定しがちです。

毒親の否定的で支配的な言葉を日々浴び続けていたため、褒め言葉を素直に受け取れないのです。

毒親に育てられた女性は恋人に依存する・恋愛でこじらせてしまいやすい

毒親育ちの女性は、

自分は愛される価値がない

でもこんな私を愛してくれる人が欲しい

という気持ちを抱きがちです。

それゆえ、自分のことを愛してくれる可能性のある相手に依存してしまうことがよくあります。

恋人なしでは生きていけないと思ったり、愛情を示されても「いつか捨てられるかも」と不安になって愛情を試すような行動をとってしまったりするケースもあります。

毒親に育てられた女性はネガティブになりやすい

毒親に育てられた女性は、常に否定される環境で育ったため、自分に対して否定的な考えが染み付いています。

そのため、周囲から見れば幸せで申し分のない時期でも、

もしかして、この幸せは長くは続かないかも

とネガティブになりがちです。

毒親育ちの女性が、その影響から自由になるための対処法

毒親の影響から精神的に自由になることは簡単ではありません。ですが、少しずつ毒親と距離をとり、影響力を薄めていくことは可能です。

毒親と物理的な距離をとる

毒親の影響から自由になるための効果的な方法として、毒親から距離を取ることが挙げられます。

毒親と同居している場合は、一人暮らしをすることを検討してみましょう。また、一人暮らしでも頻繁に会っている場合は、会う回数を減らしていくことも検討してみてください。

カウンセラーに相談する

毒親との関係で悩んでいる人は、毒親に詳しいカウンセラーに相談してみると言うのも一案でしょう。

話を聞いてくれるプロに相談することで、心が落ち着いたり、頭がスッキリしたりする可能性があります。

毒親育ちの人と話をしてみる

毒親育ちの人は、時に孤独を感じがちです。例えば、有名な恋愛リアリティーショーで、出演者の男性が「親から愛された育ちのいい子がタイプ」と発言したことがあります。

毒親育ちの人は、こういった言葉に傷つくことがありますが、仲良しの家庭で育った人に、そういった話をするのは難しいでしょう。似たような境遇でなければ、分かり合えないこともあります。

毒親育ちの知人を見つけたり、コミュニティを見つけたりすれば、自分だけが毒親に苦しめられているのではない、と理解でき、安心感を得られるかもしれません。

違う価値観を持った人と接する・外国に住む

毒親育ちの人は、親の価値観を押し付けられて育ってきています。何年も親の監視下で育ってきた人が、いきなり自分の意思を持つのは困難です。まずは、親の価値観を薄める必要があります。

そのためには、親とは全く違った価値観を持った人と交流するのが有効です。外国に住んでみるのもいいでしょう。

例えば、親から「結婚して子供を産むのが女性の幸せ」と押し付けられて生きてきた人が、たとえ子供ができたとしても結婚している人が少ない北欧の国に住んでみたら、自分は結婚したくない派の人間だった、と気がつけるかもしれません。

他人を助ける

「救いたい人は、救われたい人」という言葉があります。この言葉は、心理カウンセラーや精神科医など、心理的なサポートをする人は、自分自身が問題を抱えていて救われたい人、または救われた経験がある人だ、と示す言葉です。

毒親に悩んでいる人は、心理学や親子の関係などについて学び、詳しくなっている人も少なくありません。

そういった人は、心理関係の資格や、子供を助けるボランティア活動などを通して、自分の経験や知識を活かせるでしょう。他人を助けているうちに、自分の心も楽になる可能性があります。

毒親が変わることを期待しない

毒親の影響から自由になるためにさまざまな工夫をして自分の気持ちが変わってきたら、

今なら親も変わってくれるかもしれない

と期待を抱きがちです。

しかし、その期待は打ち砕かれる可能性が高いでしょう。

「親がいつか理解してくれるはず」「変わってくれるはず」

と言う期待が高ければ高いほど、失望することになります。

親はあなたとは別の人間です。自分は変えることはできるけれど、他人は変えることはできない、と割り切った方が楽になれるでしょう。

妄想をやめる

毒親に育てられた女性はネガティブになりがちです。

「これをしたらお母さん(あるいはお父さん)は怒るかもしれない」「失望されるかもしれない」

自分が親になったら、私も毒親になってしまうかもしれない

と不安になり、落ち込んでしまうかもしれません。

ですが、それは全てまだ起こっていない妄想です。妄想を始めたら、心の中で「ストップ!」と言いましょう。

妄想をせず、現実のあるがままに見ることで、ネガティブな思考のループを断ち切ることができるでしょう。

少しずつ毒親から解放されよう

毒親に育てられた女性は、友達の親と自分の親を比べて、「なんで私だけが」と感じがちです。

毒親に育てられたことで、大人になってからも親との関係に苦しんだり、恋愛関係がうまくいかなかったりすることもあるかもしれません。

ですが、毒親育ちだからといって、一生毒親に苦しめられるというわけではありません。自分と親との関係や、自分の心を見つめ直すことで、精神的に成長することができます。

毒親の影響から抜け出して自分の人生を歩き出せた暁には、大きな満足感を得られるでしょう。

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この記事を書いた人

編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、執筆・連載中。視界が開けるような記事を発信していきたいです。

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