本物のお嬢様ってこんな人!見た目・言葉遣い・恋愛あるある!育ちの良さがにじみ出る特徴

お嬢様には大きく分けてニつのタイプがあります。

一つは「表のお嬢様」で、誰が見ても分かるような華やかな生活を送っている人。

もう一つは「隠れお嬢様」で、表向きは普通の人として振舞っているものの、ふとした瞬間に育ちの良さが垣間見える人です。

今回は、お嬢様の特徴や実態、羨ましいと思った時の対処法、本物の特徴に学ぶ品格の身につけ方などをご紹介します。

特徴について知りたい、憧れる、という方は、本記事をぜひチェックしてみてください。

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今来今

編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、執筆・連載中。視界が開けるような記事を発信していきたいです。

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目次

お嬢様のリアルな生活スタイル

「お嬢様」という言葉を聞くと、どのような人物を想像するでしょうか。

一般的には、裕福な家庭で育った上品な女性を指す言葉として使われています。しかし、本当のお嬢様とは単にお金持ちというだけではありません

真のお嬢様とは、代々続く名門家庭や、社会的地位の高い家系に生まれ育った女性のことを指します。彼女たちは物心ついた頃から、一般的な家庭とは異なる環境で育ち、独特の価値観立ち振る舞いを身につけています。

まずは、お嬢様のリアルな生活スタイルについて見ていきましょう。

自宅

本当のお嬢様の多くは、都心の一等地歴史ある住宅地に住んでいます。

家は代々受け継がれてきた邸宅であることが多く、庭園や茶室を備えていることも珍しくありません。家族構成も特徴的で、祖父母と同居している場合が多く、家族の絆を重視する傾向があります。

また、自宅とは別に、軽井沢などの避暑地に別荘を持っており、長期の休みには家族と共に訪れることも多いのです。

教育水準

幼い頃から質の高い教育を受けているのもお嬢様の特徴です。幼稚園から大学まで一貫して私立の名門校に通い、習い事もたくさんしていることが多いのです。

ピアノ、バレエ、茶道、華道、乗馬、剣道など、品格を磨くためのお稽古事を複数掛け持ちしています。

人間関係

お嬢様の友人はお嬢様であることが多いようです。

同じような環境で育った人たちとのネットワークが強く、学校時代からの友人とは生涯にわたって付き合いが続きます。また、家族ぐるみの付き合いも多く、冠婚葬祭では必ず顔を出すような密接な関係性を築いています。

同じような生活レベルの友人たちに囲まれて育っているため、幼い頃は自分が特別裕福だと気がついていない人が多いのも特徴的です。

本物のお嬢様の特徴・あるある

次に、本物のお嬢様の特徴を確認しましょう。

言葉遣いや立ち振る舞いの特徴

本当のお嬢様は、自然と美しい言葉遣いが身についています。

「〜ですわ」「〜ですの」といった典型的なお嬢様言葉を使う人は意外と少なく、むしろ標準的で上品な敬語を使いこなします。また、声のトーンは穏やかで、早口ではなくゆったりとした口調で話します。

立ち振る舞いも洗練されており、姿勢が良く、歩き方も美しいのが特徴です。箸の持ち方、お茶の飲み方、椅子の座り方など、日常の所作すべてが自然と身についています。

なぜお嬢様がおっとりしていて、早口や大声にならないかというと、「そうする必要がなかったから」でしょう。生存競争が激しかったり、話を聞いてもらえなかったりする環境で育った場合、自分の意見を聞いてもらうために、大声で早口に捲し立てる必要があります。

ですが、お嬢様は特権階級であり、競争とは無縁なので、ゆったりとしていられるのです。

服装とファッションセンスなど見た目の特徴

お嬢様の服装は、華美すぎず地味すぎない絶妙なバランスを保っています。

ブランド物を身につけていても、それを誇示するような着こなしはしません。むしろ、質の良い素材やシンプルなデザインを好み、長く愛用できるものを選ぶ傾向があります。

アクセサリーも控えめで上品なものを選び、TPOに応じて使い分けます。パールのネックレスや、家族から受け継いだジュエリーを大切に身につけることも多いでしょう。

お嬢様は、自分で購入しなくても、母親や祖母から、ブランド物の時計やカバン、服などを譲り受けることができます。それゆえ、ファッションにさほど興味がなくても、高価な物を身につけていることが多いのです。

金銭感覚の特徴

本当のお嬢様の金銭感覚は複雑です。

一般的には「お金に無頓着」というイメージがありますが、実際は倹約家であることも多いのです。無駄遣いはせず、本当に良いものにお金をかけるという価値観を持っています。

お金持ちほどケチ」というのはある意味事実であり、数百万の着物は躊躇なく買ったとしても、自分が無駄だと感じたら数百円の出費も惜しむことがあります。

お嬢様は無駄が嫌いで倹約家であるケースも多いのですが、ぽんと高額な品を買ったりもするため、「お嬢様は金銭感覚がない」と言われてしまうのでしょう。

趣味と教養の特徴

お嬢様の趣味は文化的なものが多く、美術館巡りや読書、音楽鑑賞などを好みます。

また、茶道や華道、書道といった日本の伝統文化に精通していることも多く、これらを通じて人とのつながりを深めています。

語学力も高く、英語はもちろん、フランス語やドイツ語なども学んでいる場合があります。留学経験の多い人も少なくありません。これは単なる趣味ではなく、国際的な社交の場で必要とされるスキルとして身につけているのです。

また、海外旅行を頻繁に行います。

『移動と階級』(講談社現代新書)によると、経済力と海外渡航経験には相関関係が見られると言います。例えば、300万円未満の年収の場合、二人に一人は、海外旅行を1年に1回もしない一方、年収600万円以上の場合、五人に一人です。

つまり、年収が600万以上の人の場合、五人中四人が一年に一回は海外旅行をしているのです。

お嬢様の家は経済力がありますから、気軽に海外旅行をしていることは想像に難くないでしょう。

人間関係の特徴

お嬢様は人に対して分け隔てなく接することができます。

相手の社会的地位や経済状況に関係なく、誰に対しても礼儀正しく接するのが特徴です。これは幼い頃からの教育の賜物でもあります。

一方で、世間知らずな面もあり、一般的な生活の苦労を理解できないこともあります。特権階級であるにも関わらず自覚がないので、知らず知らずのうちにマウンティングしてしまうこともあるようです。

経済的に苦しい人たちのことが想像できないことが災いし、無意識に相手を不快な気持ちにさせてしまうこともあるでしょう。

そういった経験を経て、お嬢様は、庶民の暮らしを知ろうとしたり、見聞を広めたりしようとすることが多いのです。

しかし、その見聞の広め方が、「世界中をビジネスクラスやファーストクラスで旅する」だったりするため、どこまで行っても庶民と同じ目線になることはありません。

恋愛の特徴

本物のお嬢様の恋愛は、一般的な恋愛観とは少し異なる点があります。

まず特徴的なのは、「恋愛=結婚」という意識が自然と根付いていること。お嬢様育ちの家庭では、早くから「どんな人と結婚するか」が人生設計の一部として考えられており、恋愛もまた将来を見据えた真剣な関係を重視する傾向があります。

そのため、お嬢様は「好き」という感情だけで突っ走ることは少なく、家柄や育ち、価値観が合うかどうかを冷静に見極めます。

また、相手に求めるのは見た目のかっこよさよりも、「知性・品格・経済的な安定」など、長く一緒に過ごすうえで重要な要素です。

一方で、恋愛経験が少ないケースも多く、恋に落ちたときには一途に相手を想いすぎてしまうことも。

また、育ちのよさゆえにストレートな駆け引きや自己アピールが苦手な人も多いため、恋愛の場面では少し奥手に見えることもあります。

お嬢様の恋愛観は、決して「打算的」というわけではありません。むしろ、自分の環境や未来の在り方を真剣に考えた結果、慎重になるのです。そして、選ぶ相手もまた、自分と同じように育ちのよさや価値観の共通点を持つ人であることが多く、結果的に似た者同士の穏やかな関係に落ち着くことが多いようです。

仕事の特徴

お嬢様はさまざまなコネを持っています。そのため、優良企業や有名企業に入社することが多いようです。

一般的に、お嬢様は高い教育を受けているので、学歴も家柄も申し分なく、就職活動で苦労することは少ないでしょう。

お嬢様育ちの人が仕事をする場合、いくつかの特徴が見られます。責任感が強く約束を守ることを重視する一方で、競争心があまり強くない傾向があります。

また、お金のためだけに働くという概念が薄く、やりがい社会貢献を重視する人が多いです。

一般的な職場での人間関係や、厳しい競争環境には慣れていないため、最初は戸惑うこともあるでしょう。ただし、「お嬢様育ちは仕事ができない」というわけではありません。

お嬢様は素直で学習意欲が高い人が多いので、時間と共に、職場に慣れていくでしょう。

隠れお嬢様の見分け方

表向きは普通の人として生活している隠れお嬢様も存在します。彼女たちを見分けるポイントをいくつかご紹介しましょう。

所作が美しい

箸の持ち方、歩き方、椅子の座り方など、日常の細かな所作が美しいのが特徴です。

また、物を丁寧に扱う習慣があり、ドアの開け閉めや物の置き方も音を立てずに行います。

言葉の選び方に品がある

直接的な表現を避け、婉曲的で上品な言い回しを使います。

また、人の悪口批判的な発言をほとんどしない傾向があります。

教養はあるがひけらかさない

お嬢様は芸術、文学、歴史などの教養が豊富なので、さりげない会話の端々から深い知識が垣間見えるでしょう。

ただし、知識をひけらかすような話し方はしません。

羨ましい…お嬢様育ちは本当に良いのか?

お嬢様は明らかな特権階級です。羨ましいという気持ちが湧いてくることもあるでしょう。しかし、お嬢様に生まれた人にも、その人なりの苦しみがあります。

ここではお嬢様育ちのメリット・デメリットについて確認しておきましょう。

お嬢様育ちのメリット

お嬢様育ちには確かに多くのメリットがあります。まず、教養が豊かで、幅広い知識と経験が得られます。また、上品な立ち振る舞いや言葉遣いは、多くの人に好印象を与えるでしょう。

経済的な安定も大きなメリットです。お金の心配をすることなく、やりたいことに集中できる環境があります。質の高い教育を受けられる上にさまざまなコネも活用できるため、将来の選択肢も広がります。

さまざまな特権を生まれながらに持っているお嬢様は、とても恵まれた存在であることは明らかでしょう。

お嬢様育ちのデメリット

一方で、お嬢様育ちにはデメリットもあります。

世間知らずな面があり、一般的な生活の苦労を理解できないことがあります。これが原因で、他の人との間に溝ができてしまうこともあるでしょう。

また、自立心が育ちにくい環境にあるため、困難に直面した時の対処能力が不足している場合もあります。「お嬢様は何もできない」と言われることがあるのは、この点が影響しているのかもしれません。

さらに、常に周囲からの期待を背負って生きなければならないプレッシャーもあります。家名を汚さないように、常に品格を保つことが求められるのは、想像以上にストレスフルなものです。

お嬢様故に、本当にやりたいことができない可能性もあるでしょう。

お嬢様に学ぶ品格の身につけ方

いくらお嬢様を羨んでも、生まれてくる家を変えることはできません。ただし、お嬢様の特徴を参考にすれば、誰でも品格を身につけることは可能です。

まず、言葉遣いを見直し、丁寧で美しい日本語を使うよう心がけましょう。また、立ち振る舞いも意識して、姿勢を正し、所作を美しくすることが大切です。

教養を深めることも重要です。

読書を習慣化し、美術館や演劇を鑑賞するなど、文化的な活動に参加しましょう。また、相手を思いやる気持ちを持ち、礼儀正しく接しましょう。

以上のことを意識することで、貧しい家庭に生まれたとしても、お嬢様並みの品格を身につけることができます。

お嬢様の「品」を後天的に身につけることは可能

本当のお嬢様とは、単に裕福な家庭で育った人ではなく、長い時間をかけて培われた品格と教養を持つ人のことです。

お嬢様に憧れるなら、幅広い教養や美しい所作を身につけ、品格を磨いていきましょう。真の品格とは、生まれや育ちだけでなく、日々の努力によって身につけられるものなのです。

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