「女子校育ちは、共学出身者よりも恋愛下手」だというイメージを持っている方は多いと思います。
この言説は単なる都市伝説なのか、というとそうではありません。女子校出身は、圧倒的に男子に慣れていない人が多いため、過剰に意識したり幻想を抱いたりすることがよくあるのです。その結果、恋愛下手につながることも。
今回は、女子校育ちの方にありがちな恋愛あるある・特徴をご紹介していきます。
女子校育ちは恋愛下手?女子校出身の恋愛あるある・特徴
女子校出身の女性には、恋愛において独特のあるあるな共通点や特徴があると言われています。女子校出身者ならではの恋愛あるあるを見ていきましょう。
恋愛下手以前の問題。女子校育ちは男性への免疫がなく、会話に戸惑うことも
女子校育ちの女性は、共学育ちと比べて男性と接する機会が少ないため、圧倒的に男慣れしていない傾向があります。その結果、男性と会話する際に緊張してしまったり、どのように接すれば良いかわからなくなったりすることも。
たとえば、「普通の会話なのに、男性を前にするとなぜかぎこちなくなってしまう」という声はよく聞きます。なかには、明らかに挙動不審な感じになってしまう人もいるようです。
多感な年頃に、長期間女性だけの環境で過ごした影響が大きいと言えるでしょう。
惚れっぽい!すぐに「私に気があるのでは」と思うから恋愛下手になりがち
前項でもお話した通り、女子校出身者は男性慣れしていない傾向があります。そのため、人として当然のちょっとした優しさを見せられたときでさえ、「私に気があるのでは」と感じてしまいがちなのです。
ある女子校出身の女性がこんなことを言っていました。「ほとんどの男性は、私に気があるみたいに感じる」と。勘違いかもしれませんが、こう思えることは、ある意味幸せなことなのかもしれません。
恋愛経験なしの女子校育ちは、大学に入ったとたん一癖ある男性に惹かれる
中学・高校を女子校で過ごした女性にとって、大学はとてもエキサイティングな場所です。なぜなら、男性がいるからです。共学出身者にとっては当たり前の「教室に異性がいる」という状況が、女子校出身者にはとても刺激的なものに思えます。(女子大を除く)
ただし、「女子校出身=ウブ」というわけで必ずしもありません。女子校は男子との出会いがなく、男子校は女子との出会いがありませんから、近くの女子校・男子校は合コンを盛んにしていたなんてケースもあります。そのため、女子校出身者でも恋愛経験を積んでいる人は一定数いるのです。
ですが、部活に打ち込んでいて合コンなどには興味がなかったり、交友関係の派手な友達が少なく誘われなかったりする女性も当然います。
恋愛経験がほとんどないどころか、男性と話したこともほとんどない女性が、ある日いきなり男性と机を並べることになったら、どうなるでしょうか?善良で誠実で素敵な男性に恋をする、ということにはなかなかなりません。多くの恋愛経験のほとんどない女子校出身者は、口だけのチャラ男、女性に慣れている浮気者に惹かれて、痛い目にあってしまうのです。
しかし、それもひとつの経験でしょう。痛い目を見たあと、見る目が磨かれて素敵な男性と付き合うことになった、というケースは多々あります。
女子校育ちは友情命!?友達の彼氏に文句つけがち
「女の友情はもろい」なんていうのは戯言(ざれごと)です。
多くの女子校出身者たちは、心の奥では、女子との友情を恋愛よりも大切にしていたりします。そのため、大好きな友達に彼氏ができたときは見る目が厳しくなりがちです。
その人、大丈夫なの?〇〇にはもっと良い人がいるはずなのに
と友達の彼氏に文句をつけたことから、友達との仲が険悪になる、ということも起こります。
ただ、友達の恋愛については厳しい目を持てるにも関わらず、自分のこととなると、盲目状態になっている、というのもあるあるです。
恋愛下手同士だから?意外に男子校育ちと仲良くなりやすい
女子校出身者は、男子校出身者と仲良くなりやすい傾向にあります。理由はふたつあります。
ひとつは、前述したように、女子校の生徒と男子校の生徒で合コンをしたり、学園祭を行き来したり、という交流があるためです。もうひとつは、メンタリティが似ているために、仲良くなりやすい、という理由もあります。
女子校出身者と男子校出身者には、
- 教育にうるさい親の元で生まれ、小学校から受験勉強をしていた
- 異性が少ない環境で長時間過ごし、異性に幻想を抱いている
- 経験がなく進め方がわからない…恋愛下手
などの共通点があるため、自然と仲良くなりやすいのです。
社会人になってからしばらく経っても女子校育ち特有の恋愛観を引きずっている女性は、とくに男子校出身者と仲良くなりやすい傾向があります。
理想が高い…そして、現実に衝撃を受け、恋愛下手のこじらせ女子になってしまうことも
女子校出身者は、周囲にリアルな男性がいなかった時期を長く経験しています。その間、「もし彼氏ができるとしたら、こういう人がいい」という幻想が頭の中でふくらんでしまっているのです。そのため、おのずと理想は高くなりがちです。
理想が高すぎるために、適切な相手が見つからず、なかなか恋愛ができなかったり、見つかってもすぐに幻滅してしまいすぐに別れたり、と恋愛が苦手で苦戦する女性も少なくありません。
男性に媚びることを過剰に恐れ、フラットに仲良くなりづらい
女子校出身者は、女子とのつながりを大切にしていて、女性の前と男性の前とで態度を変えたり、男性に媚びたりする女性を下の下だと考えているふしがあります。
女性の前と男性の前とで態度を変えてはいけない、という意識が過剰に強いため、逆に男性に冷たくしてしまったり、距離をとってしまったりもしがちです。
そのため、男性の友達ができにくかったり、男女がいる場所でも女性同士だけでつるんでしまったりします。
なのに、男性からのアプローチ待ち!王子様にリードしてほしい「夢見るお姫様」志向が強い
女子校出身者はしばしば、「女も男も同じ人間」だということを忘れがちです。そのため、「女らしくしなければ」と無意識にか弱いふりをしたり、「男らしくリードしてほしい」と男性に過剰な強さやリーダーシップを期待してしまう傾向があります。
しかし実際、女も男も、ただの人間なのですから、男性に強さや包容力、余裕、リーダーシップを常に期待するのは無理があります。
そういった過剰な期待に応えられる人は、かなり年上の精神的にも経済的にも余裕がある男性だけだったりするのですが、そういった男性はすでに結婚している可能性が高く、不倫関係に発展してしまう、ということも起こります。
付き合ったら、彼氏色に染まりやすいのも特徴のひとつ
女子校育ちの女性には、付き合ったら彼氏の影響を受けやすいという特徴があります。男子と過ごす時間が少なかったため、恋愛経験が浅く、彼氏に対して理想や憧れを抱きがちなことが理由の一つです。
彼氏の趣味に挑戦してみたい
彼氏が好きな映画や音楽に詳しくなりたい
彼氏の好みの女子になりたい
といったように、相手の価値観に寄り添う姿勢を見せることが多いのが特徴。
その結果、彼氏の好みや生活スタイルに染まり、「徹底的に彼氏に合わせてファッションをガラッと変えた」「インドア派だったのに、彼氏の影響でアウトドア派になっちゃった」といったエピソードもよく耳にします。
とても健気で可愛らしいですが、自分の意見や好みを後回しにしすぎてしまうと、「自分らしさを失った」と悩むことになりかねます。彼氏に寄り添いつつも、自分の価値観を大切にすることが大切でしょう。
約1500人に聞いてみた!女子校時代に経験した恋愛エピソードを教えて
ここまで「女子校育ちの恋愛あるある」を紹介しましたが、実際に、女子校時代、恋愛にどのようなエピソードがあったのか気になりますよね。一体どのような経験が、いわゆる“恋愛下手な女子校育ち”を作りあげているのでしょうか。
女子校に通った経験のある女性1,518人を対象にしたアンケートでは、以下のような結果が得られました。
(女子校に通った経験のある女性へ)学生時代に経験した恋愛エピソードがあれば教えてください。★複数選択可 | |
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特にない | 498(25%) |
男性と触れ合う機会がなかった | 269(13%) |
他校の彼氏がいた | 259(13%) |
芸能人・有名人に恋をした | 216(11%) |
先生に恋をした | 169(8%) |
男子校の人達と合コンをした | 132(7%) |
他校の人に一目惚れをした | 129(6%) |
恋愛に興味がなかった・好きな人ができなかった | 113(6%) |
先輩や後輩、同級生など女性に恋をした | 97(5%) |
好きな人にアプローチができなかった | 76(4%) |
2次元に恋をした | 48(2%) |
合計 | 2006(100%) |
最も多かった回答は「特にない」(498人)で、全体の約25%を占めました。男子と接する機会が少ない女子校では、恋愛に発展するチャンスが限られるため、多くの人がそもそも「恋愛の記憶がない」と感じているのかもしれません。
次いで多かったのは「男性と触れ合う機会がなかった」(269人)。女子校という環境では異性との接触が日常的ではないため、恋愛経験を積む機会自体が少なかったことがうかがえます。
一方で、「他校の彼氏がいた」(259人)という回答も多く、男子校との合コンや文化祭などのイベントを通じて積極的に出会いを求めていた様子も見られます。青春ならではのエピソードが想像できますね。
「芸能人・有名人に恋をした」(216人)という回答も多く、女子校出身者ならではの推し活熱がうかがえます。また、「2次元に恋をした」(48人)という回答も注目ポイント。アニメや漫画のキャラクターなどに恋心を抱くことで、現実の恋愛では味わえない楽しさや充実さを感じていた人もいるようです。
さらに、「先生に恋をした」(169人)や「先輩や後輩、同級生など女性に恋をした」(97人)という回答も寄せられました。男子がいない環境で、身近な人に憧れや恋心を抱くケースは女子校ならではの特徴と言えるでしょう。
「好きな人にアプローチができなかった」(76人)や「恋愛に興味がなかった・好きな人ができなかった」(113人)という回答も一定数あり、消極的な恋愛スタイルの背景には、恋愛経験が積みにくい環境が影響している可能性があります。
このように、女子校時代の恋愛エピソードは多種多様です。しかし、「男性と触れ合う機会が少なかった」ことや「恋愛のチャンスが限られていた」ことが、“恋愛下手な女子校育ち”というイメージの原因につながっているのかもしれませんね。
【アンケートの調査概要】
調査名:女子校の恋愛エピソードに関するアンケート
調査期間:2024年11月26日 00:00~23:59
有効回答者数:22,151人(うち、女子校に通ったことがある女性は1,518人)
調査方法:QR/バーコードリーダー「アイコニット」ユーザーへのインターネット調査
女子校育ちが素敵な恋愛をするために「男性も自分と同じ人間」だと理解しよう
女子校出身者が恋愛下手だと言われるのは、男性に過剰な期待を抱いていたり、意識しすぎてしまったりしていることが一因です。
恋愛下手を抜け出したいなら、「男性も自分と同じ人間であり、弱いときも、受け身なときもある(それゆえ女性がリーダーシップをとるべきときもある)」と理解することが大切です。