一日の疲れを癒やす大切な時間であるお風呂。入浴の仕方や洗う順番は人それぞれで、意外と「自分流のこだわり」が現れる場面でもあります。
今回、20〜30代女性965人に「お風呂で最初に洗う部位」「身体を洗うときに使うアイテム」についてアンケートを実施しました。
そこからは、美容や清潔感への意識の違い、そして生活スタイルに合わせた工夫が見えてきました。
※本記事は、Wellfyアンケート部が、アイコニット・リサーチで実施した独自アンケート調査結果をもとに執筆しています。
最初に洗うのはどこ?「頭派」と「顔派」で二分
まずは「お風呂に入って最初にどこを洗うか」を聞きました。普段何気なくしている習慣ですが、人によっては大きく違うようです。
- 頭 498票(51.6%)
- 顔 213票(22.1%)
- 身体 137票(14.2%)
- 特に決まっていない 110票(11.4%)
- その他 数票(手・腕・メイク落としなど)
最多は「頭」。シャンプーから始めて汚れを落とし、湯船に入る前にスッキリしたいという人が多いようです。次いで多いのは「顔」。クレンジングや洗顔を優先する人は、スキンケア意識の高さがうかがえます。
「身体」と答えた人や「特に決まっていない」という人も一定数いて、生活のリズムやその日の状況によって順番を変える柔軟派も存在していました。
身体を洗うときの愛用アイテムは?半数近くが「ボディタオル」
次に、身体を洗う際にどんなアイテムを使っているのかを尋ねました。選ぶ道具には、肌質や美容意識が表れるようです。
- ボディタオル 433票(44.9%)
- 何も使用していない(泡の出るボディソープ以外)146票(15.1%)
- 泡立てネット 136票(14.1%)
- 何も使用していない(泡の出るボディソープ)135票(14.0%)
- ボディスポンジ 61票(6.3%)
- ボディたわし 40票(4.1%)
- ボディミトン 32票(3.3%)
- ボディブラシ 31票(3.2%)
- その他 14票(1.5%)
最も多かったのは「ボディタオル」。日本独特の文化ともいえるこのアイテムは、しっかり洗えてさっぱりする一方で、摩擦が強すぎると肌を傷めやすいという面も。
一方で「何も使用していない」と答えた人も合わせて28%近くに。これは肌を擦らない洗い方が広まりつつあることの表れでしょう。泡だけで優しく洗う方法は乾燥肌や敏感肌に向いており、皮膚科医からも推奨されることがあります。
「泡立てネット」や「ボディミトン」など、泡を重視する層や摩擦の少ないアイテムを選ぶ層も一定数存在しており、美容や健康志向に応じた多様な洗い方が実践されていることが分かります。
日常に取り入れたい入浴の工夫
今回の調査からは、「頭から洗う人が半数以上」「ボディタオル派と何も使わない派が拮抗している」という特徴が見えてきました。入浴は毎日の習慣だからこそ、ちょっとした工夫が体調や美容に直結します。
例えば、
- シャンプーは湯でしっかり予洗いすることで泡立ちが良くなり、頭皮ケアにもつながる
- 洗顔は入浴後よりも入浴前に行うと毛穴の汚れが落ちやすい
- ゴシゴシ洗いすぎず、泡で包み込むように洗うと肌の乾燥を防げる
- 湯船に浸かる前に身体の汚れを落とすことで、お湯を清潔に保てる
といった工夫が挙げられます。
お風呂の時間はリラックスにも効果的。お気に入りの入浴剤を取り入れる、照明を暗めにしてバスタイム瞑想をするなど、心のリセット時間として楽しむのもおすすめです。
さらに、近年は「温冷交代浴」も注目されています。湯船に浸かった後に冷水シャワーを浴びることで血流が促進され、自律神経のバランスを整える効果が期待できるのです。
疲労回復や安眠にもつながるとされ、サウナ好きの人に人気の方法ですが、自宅のお風呂でも十分に実践可能。ただし体調が優れないときや心臓に負担がかかるときは避け、無理のない範囲で取り入れるのがポイントです。
お風呂は習慣の中に「自分らしさ」が表れる
お風呂は一見ルーティンのようでいて、実は人それぞれのこだわりが詰まった時間です。頭から洗う人、顔から始める人、泡だけで優しく洗う人、その選択の裏には、肌質や生活リズム、美容意識が反映されています。
今回のアンケートからは、お風呂が単なる清潔習慣ではなく「自分の体と向き合う大切な時間」であることが見えてきました。毎日の入浴を工夫すれば、肌も心もより健やかに整えられるはずです。
<調査概要>
調査方法:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリ内アンケートコーナーにて実施
調査対象者:「QR/バーコードリーダー・アイコニット」アプリユーザー
調査日:2024-10-06
有効回答者数:965人(20代・30代女性)
※文中の数字は小数第一位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります
「アイコニット・リサーチ」を、ご自身の調査にも活用してみませんか?
リサーチのご依頼やデータ利用のご相談は、アイコニット・リサーチ(https://www.iconit.jp/iconit-research/)へ。