最近、些細なことでイライラしていませんか?
イライラしてしまうのは、心に余裕がないからかもしれません。心に余裕がない人は、周囲に対して攻撃的になったり、本当に大切なものを後回しにしてしまったりという特徴があります。
できることなら、そんな状況から抜け出して、穏やかな日々を送りたいですよね。
そこで今回は、心に余裕がない人の特徴や原因、どうやったら改善できるのか、を簡単に解説していきます。
また、心に余裕がない人の予備軍になっていないかを確認できる特徴診断もご用意しました。自分の生活や心の状態を見直すきっかけにしてみませんか?
- 「イライラせずに穏やかに生きたい」
- 「心に余裕がない人の状態から抜け出したい」
- 「心に余裕のある人になりたい」
- 「自分は心に余裕がない人の特徴に当てはまっているかも」
という方は、本記事をぜひ参考にしてみてください。
性格が悪く攻撃的になるって本当?心に余裕がない人の特徴・行動

まずは、心に余裕がない人によく見られる特徴や行動について確認していきましょう。
心に余裕がないとき、自分のことだけで精一杯になってしまい、周囲の人に優しくすることができません。たとえば、仕事のプレッシャーでストレスがたまり、家庭内で不機嫌になってしまう、というケースもあるでしょう。
具体的には、以下のような特徴が見られることが多いです。
- 些細なことでイライラしている
- すぐ怒ったり泣いたりしている
- 自己中心的な考えになっている
- なんでも人や環境のせいにする
- 他人の幸せを喜べない
- 何においても対応が雑になっている
- 簡単なミスを繰り返している
- 時間通りに行動ができていない
上記の特徴に当てはまる場合、心にゆとりがない状態、心に余裕がない人になっている可能性が高いと言えるでしょう。
本来は優しい人なのに…心に余裕がない人になってしまう原因
次に、心に余裕がない人になってしまう原因について確認していきましょう。
本来は優しい人でも、心に余裕がないとき、冷たい人になってしまいます。心に余裕がない人になってしまう原因と特徴を知ることで、自分や周囲の人に対してもっと優しくなれるかもしれません。
自分にとってどうでもいい人や事も優先してしまう

お人好しで、断ることができない人ほど、自分よりも他人を優先してしまいがちです。
たとえば、部下や同僚の仕事を手伝っているうちに、自分のするべき仕事がおろそかになってしまう場合もあります。
他人に振り回されている
たとえば、恋愛関係で誰かに依存してしまい、

XXさんから好かれなければ自分には生きる価値はない
と思い込んでしまったら、相手の一挙手一投足に振り回されることになるでしょう。
このように、他人に振り回されて他人の影響ばかり受けていると、自分に集中することができませんし疲れにもつながります。その結果、心の余裕がなくなってしまうのです。
自分の能力を的確に把握できていない
自分の能力を見誤った結果、心に余裕がなくなる場合も見られます。
たとえば、自分の能力以上の仕事を引き受けてしまい、無理をしすぎた結果、結局クライアントから信頼を失う、というトラブルが発生したとします。
時間にゆとりがない


単純に忙しさに追われ、セルフケアに割く時間が取れないために、心の余裕が失われる場合もあります。
金銭的な問題を抱えている
金銭的不安が大きいと、それがストレスとなり心に余裕がなくなります。
【診断】イライラが増えたら要チェック!心に余裕がない人予備軍の特徴


次に、どんな特徴の人が、「心に余裕がない人になりやすい」のか、の診断をしてみましょう。
以下の項目に対し、YESが多ければ多いほど、心に余裕がない人になりやすい傾向があります。特に、5個以上当てはまる特徴があった場合は要注意でしょう。
- 完璧主義
- 時間にルーズ
- スケジュール管理が苦手
- プライドが高い(人に頼れない)
- 他人と比較しがち
- 自分に自信がない
- 真面目、責任感が強い
- 柔軟性がなく臨機応変な対応が苦手
- 八方美人
- なんでも全力、全て大事だと思いこむ
- 完璧主義、徹底しないと気が済まない
- どんな人も放っておけない
5個以上当てはまる場合は、「心に余裕がなくなりやすい性格」であると自覚し、意識的にセルフケアを心がけましょう。
心に余裕がない人の末路│対処しなかった場合
誰だって一時的に心に余裕がなくなる時期はあります。しかし、心に余裕がない状態を長期に渡って放置すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
ここからは、心に余裕がない人が、その状態を放置した場合、どのような結果を招くのかを解説します。
心に余裕がない人は仕事や生活のクオリティが下がる


また、生活にも余裕がなくなり、栄養のある食事をとることができず、ジャンクフードなどを常食した結果、体調を壊したり、気力が失われたりしてしまう可能性もあるのです。
心に余裕がない人は空気を悪くし、あつれきを生む
その結果、職場や家庭の空気が悪くなり、人間関係が悪化してしまうでしょう。
信頼を失い、心に余裕がない人は周りから人がいなくなる


いつも遊んでいた友達から、いつの間にか誘われなくなった、という場合、あなたの余裕のなさが相手に居心地の悪い思いをさせていた可能性があるでしょう。
身体的にも精神的にも不調が現れる
心に余裕がない状態が続くと、ストレスにより不眠や胃痛、偏頭痛など、実際に症状のある体調不良に陥るケースもあります。
さらには、過度なストレスが原因で、クレプトマニア(窃盗症。精神障害の一種)などを発症した結果、警察に捕まり、犯罪者になってしまう人もいます。
心に余裕がない人は生きることの意味を見失う・幸福感が下がる
「これまで楽しめていたことが全く楽しくない。死にたい」といった心境になってしまったら、精神科または心療内科を受診しましょう。
ゆとりを持って心に余裕のある人に│心に余裕がないときの対処法
心に余裕がない状態を長期間放置するのは危険です。「最近心に余裕がないな」と感じたら、心の余裕を取り戻すために、以下の対処法を実践してみてください。
自分にとって大事なことや人を考える


自分にとっての優先順位を明確にしましょう。
仕事一色でプライベートが疎かになっていた人は、家族との時間を意識して取る必要があるかもしれません。
何が自分にとって優先度が高いのか、は人によって異なりますから、まずは自分にとって大切なものは何か、を考えることが大切です。
仕事や私生活で達成したいことを明確にする
心に余裕がないとき、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と焦りがちです。
まずは落ち着いて、「すべきこと」を一旦脇に置いて、「やりたい」ことは何かを考えてみましょう。


時間にゆとりのあるスケジュールをたてる


何もない時間を過ごすことを自分に許してあげましょう。
「何もしない」時間を楽しむことで、心に余裕が生まれるでしょう。
時には断る・断捨離・比較癖を手放す
飲み会などに全て参加する必要はありません。誘われても気が乗らなければ断りましょう。
また、他人との比較をやめることも大切です。他人の言動にいちいち反応するのをやめて、自分のことにフォーカスしましょう。
大変な時は周りを上手に頼る
自分一人で悩みや問題を抱え込まずに、周囲の人を頼る勇気を持ちましょう。
場合によっては、精神科医やカウンセラーなど、心の専門家を頼ることも検討してみましょう。
心に余裕のある人になるために大切なのは、セルフケアの意識
心に余裕がない人の特徴や原因を解説してきましたが、心に余裕がなくなってしまうこと、イライラしてしまうことは、誰にでもあります。
そんな自分を責めずに、自分に優しくしてあげましょう。
心に余裕がある人になれたら、様々なことが良い方向へ向かうはずです。
ゆとりある穏やかな毎日を送れることを願っています。

