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のぼせや疲労は身体の「冷え」が原因だった!?身体の発熱機能を整えるツボ

Date
2023/11/24
Writer
佐藤 優子
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ちゃんとお風呂で温まったのに、寝るときはもう足先が冷たくて眠れない。

夏の暑い時期でも汗はかくのに手足は冷たいまま。

お腹に触れると、おへそ回りは年中冷たい!?

などなど、ご自身の「冷え」を感じることありませんか?
身体に悪影響しかない「冷え」ですが、この冷えがいまや万病の原因といわれているほどなのです。

今回は、そんな「冷え」を改善するおすすめのツボをご紹介していきます。

「冷え」を放置するとどうなる身体!?

体が「冷え」ると、いったいどんな影響が出るか、ご存じでしょうか?

冬の寒い時期、外にでると体がギュッと縮こまりますよね。
この状態が、体の中でも起こります。

私たちの体を常に健康に保つため、栄養や酸素などを運んでいる道が血管です。

この血管が冷えにより収縮し、道が狭くなることで、栄養や酸素がスムーズに運ばれなくなり、慢性的に細胞の栄養不足や酸素低下状態となってしまいます。

その結果、頭痛・肩こり・疲れやすい・体力低下、肌荒れ、血色不良、腹痛・便秘・生理不順、自律神経失調(のぼせなど)・むくみなどが生じます。

体温が一度下がるだけで免疫力が30%以上も低下するといわれるため、「冷え」が万病の元とも言われる所以なのです。

体が冷える原因

1.筋肉量が少ない

体の熱を作るのは「筋肉」です。

筋肉が動かされることでポンプのように血液を送り出すので、体のすみずみまで血液を循環させて体を温めます。

ですから、熱を作り出す筋肉そのものが少ないと、体は冷えやすい状態になります。

さらに、ポンプとしての役割の力も小さいため、体の末端まで血液が行きにくく、特に、手足が冷えやすくなります。

2.自律神経の乱れ

自律神経は、体が自律的に働く神経のことをいいます。

自律神経は私たちの意思とは関係なく、呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など、生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために24時間365日、休むことなく働き続けています。

体が皮膚や体の中で「冷え」を感知し脳へ送られると、「体を温めるぞ!」という命令が自律神経を通して全身に命令が送られます。

重要な役割を持つ自律神経ですが、実はとても繊細で、様々なことがきっかけでその働きが乱れてしまいます。

■ホルモンバランスの乱れ

女性は、月経、出産、閉経といったライフステージでの変化があり、ホルモンのバランスが乱れやすい傾向にあります。

ホルモンバランスが乱れると、体温調整をしている自律神経が影響を受けて、血液の循環が悪くなり冷え性になりやすいのです。

■生活習慣の乱れ

もともと体温は、早朝が最低で、起床して朝食をとるとともに急激に上がり、昼過ぎから夕方までゆるやかに上昇した後、夜間に向かって下がっていくようになっています。

しかし、乱れた生活習慣は自律神経のバランスを乱し、体温調節機能が乱れて冷え性を招きます。

冷えタイプチェック

冷えの原因には、主に4つの原因があると考えられています。

ご自身がどのタイプか、ぜひチェックしてみてくださいね。

■血虚(けっきょ)タイプ

血流が足りなくて貧血気味の方。

乾燥肌・肌荒れしやすい。髪に潤いがなく、抜けやすい。目のかすみや乾き、めまいや立ち眩みがする。不眠気味で不安感がある。

月経状態_月経不順。経血の量が少ない、色が薄い。月経期間が短い。

■瘀血(おけつ)タイプ

血液がドロドロになって血流障害が起こっている方。

肩こりや頭痛が絶えない。目の下のクマや、肌のくすみ。傷跡やあざが残りやすい。

月経状態_生理痛が強い。経血に塊が混じる(レバー状や細かいもの)。

■気虚(ききょ)タイプ

エネルギー不足で熱が産まれにくくなっている方。

普通にしていても自然と汗が出る。集中力が持続しない。疲れやすく、風邪を引きやすい。朝、起きられない。食欲不振または胃腸が弱い。むくみやすい。

■水毒(すいどく)タイプ

体内に余分な水分が溜まっている方。

手足や頭が重だるい。低気圧が通過したり雨が降ったりすると体調が悪くなり頭痛や食欲不振が強くなる。下痢気味。むくみやすい。

おすすめのツボ

■血海(けっかい)

場所_膝の内側、膝のお皿から2.5cm(指3本分)上がった辺り

「血海」の「血」は血液や血流のこと、「海」は大量に集まる場所という意味で、血の道にかかわる病気を治すと言われています。

血の流れが悪い、不足しているといった婦人科系の症状や女性ホルモンの分泌を促す効果もあるため、美肌にも効果的なツボです。

■太衝(たいしょう)

場所_親指と人差し指の骨の間を、指で軽くなぞり自然と指が止まる位置

「衝」の付くツボ周りには、近くに大きな血管が通っていることがほとんど。そのため、太衝は気血の巡りを良くするツボとして活用されます。

また、太衝の効果として最も有名なのは、「ストレス解消」です。

■足三里(あしさんり)

場所_ひざの皿の外側のくぼみに指4本当てた時、小指が当たる所にあるツボ

気の流れを促し、病気の予防・足の疲れや浮腫・胃腸症状・膝の痛みなどにも使われるツボです。

■陰陵泉(いんりょうせん)

場所_足の内くるぶしから骨の内側を真上に辿っていくと指が止まるところ。丁度カーブしている骨のあたり。

体の余分な水分を排出してくれる作用があります。

暴飲暴食で胃腸が弱っている方や、水分の摂りすぎで足がむくんでいる方にもおすすめです。


参照

・東洋医学概論(医道の日本社)
・東洋医学臨床論(医道の日本社)
・東洋医学の教科書(ナツメ社)
・ツボ単~経血取穴法・経血由来解説・兪穴単語帳
・日本鍼灸治療学会誌「冷え症に対する鍼灸治療の効果」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1981/53/1/53_1_49/_article/-char/ja/
・総合南東北病院「「冷え」は万病のもと~からだを温めると元気になる~」
https://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/201001/cold.html

Writer's Profile
佐藤 優子

鍼灸接骨院に鍼灸師として勤務。整形外科疾患から、不眠、頭痛、高血圧他、未病分野の治療を行う。院では外来の他、訪問や大学病院で鍼灸師として派遣勤務を行う。

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