「最近、彼から連絡があるのは夜だけ」 「デートの約束は直前にしか決まらない」
「関係は進展しているはずなのに、なぜか彼女という言葉は出てこない」
こんな経験、ありませんか?
そうだとしたら、あなたは「都合のいい女」になってしまっているかもしれません。実は「都合のいい女」になりやすい人には共通の特徴があるんです。
今回は、そんな「都合のいい女」の特徴や心理、そして本命彼女に昇格するための方法をご紹介します。
「都合のいい女」とは?セフレとの違いは?

「都合のいい女」はセフレと混同されがちですが、似て非なるものです。両者が体だけの関係を望んでいる場合、「相手の都合や欲求のためだけに都合よく利用されている」わけではありません。その場合、「都合のいい関係」ではなくウィンウィンの関係だと言えるでしょう。
一方、男性が体の関係を持ちたいために女性の好意を利用している場合、その女性は「都合のいい女」だということになります。
つまり「都合のいい女」とは、恋愛あるいは性愛関係において、「対等な扱いや尊重を得られていない女性」だと言えるでしょう。
それゆえ、「都合のいい女」という言葉は、不平等な関係性を表すネガティブな意味合いを持っています。
健全な関係性は相互尊重と相互理解に基づくものであり、どちらか一方が相手の「都合のいい」存在として扱われるべきではない、と皆が考えているからこそ「都合のいい女」にはスティグマ(差別や偏見)があるのです。
不毛な恋愛については、こちらの記事で解説しています。

男性が「都合のいい女」をキープする理由
「都合のいい女」をやめたいなら、
なぜ男性が「都合のいい女」をキープするのか。
その心理を理解する必要があります。知らないままでいると、あなたの時間と心がずっと搾取され続けてしまうかもしれません。
欲求を満たすため都合のいい女をキープする

男性にとって都合のいい女は、煩わしさがない存在です。デートの計画も不要、呼び出せば来てくれる。本命には言えない性的な願望も叶えられる。
つまり、労力をかけずに快楽だけ得られる、都合のいい存在を手放す理由がないのです。
本命相手には見せたくない部分も、都合のいい女なら遠慮なくさらけ出せる。
寂しさを埋めるため都合のいい女をキープする
「本命」がいない時期や、付き合う気は無いけれど甘えられる相手が欲しいとき、その心の隙間を埋めるために「都合のいい女」をキープする人もいます。
「暇な時間を埋めたい」という理由で都合のいい女をキープします。
予定が空いたときだけ連絡が来るなら、それは「あなたに会いたい」のではなく、

誰でもいいけど、今ヒマだから
というサインかもしれません。
面倒な責任から逃れるため


恋人という立場になると、誕生日や記念日のお祝い、家族への挨拶など様々な「責任」が生じます。でも都合のいい関係なら、そういった面倒なことから逃れられるのです。
真剣に付き合うより、コミットメントせずに、交際の美味しいところだけ味わえる関係の方が、気楽でいいと考えている人は少なくありません。
選択肢を残しておきたいから都合のいい女をキープする
男性が「都合のいい女」をキープしている時、その女性のことを恋愛相手としてナシだと思っているケースもあれば、アリだと思っているケースもあります。
なぜ恋愛相手としてアリなのに正式に交際しないのかというと「もっといい人が現れるかも」と思っているからです。
今の時代、マッチングアプリでいくらでも新しい人と出会えますから、「もっといい人がいるかも」という思いから、真剣な交際に踏み切れない人も増えているのです。
自己肯定感を高める“都合のいい証明書”


「都合のいい女」がいることで、男性は「この子は自分のことを好きでいてくれる」という自信や優越感を得られます。
誰かに必要とされていると感じたい男性にとって、「都合のいい女」が何人もいることは、自分が魅力的な人間であることの証明なのかもしれません。
歪んだ承認欲求を満たすために、あなたの好意が利用されているのです。


都合のいい女になりやすい人の特徴・共通点とは?
なぜ、「軽く扱われてしまう」のか。そこには、無意識のうちに取ってしまっている、ある行動パターンが潜んでいます。
ここからは「都合のいい女」になりやすい人の特徴をご紹介します。
相手のペースに合わせすぎる
「彼が忙しいから」「彼の気分を害したくないから」と、自分の気持ちや予定よりも相手を優先してしまう人は「都合のいい女」になりがちです。
「都合のいい女」になりたくないなら、いくら暇でも深夜の「今から会える?」に応じるべきでは無いでしょう。
自分を後回しにし続ければ、彼の中でのあなたの優先順位はどんどん下がっていきます。
断れない・NOが言えない
断ることで関係が壊れることを恐れ、自分の本音を抑え込む女性は「都合のいい女」にされがちです。
グイグイくる相手に流されて、気づけばズルズルと続く曖昧な関係。
自己肯定感が低い


「私なんかが彼女になれるわけない」「こんな私と一緒にいてくれるだけでも幸せ」と、自分を過小評価している人は、ひどい対応をされても相手に依存して縋ってしまいがちです。
我慢強い・感情を抑えがち



「彼は自由なひとだから」「2番目でもいいの」
と自分に言い聞かせていませんか?
それは「感情を抑えている」のではなく、「押し殺している」状態です。こんな我慢は美徳ではありません。
もちろん、大人ならある程度、感情をコントロールする必要があります。ですが、我慢のしすぎは、相手にとって聞き分けのいい、都合のいい女に見えるだけ。
付き合いたいと言えない


「私たちってどういう関係?」と聞けずに、曖昧なまま関係を続けていませんか?
関係のステータスについて話し合うことも避け、曖昧な関係を続けている女性は、恋人未満のまま「都合のいい女」になりがちです。
あなたの不安や疑問を言葉にできなければ、相手は現状維持のまま楽を選び続けます。
【チェック】あなたの「都合のいい女度」診断
上記の特徴を読んで、「もしかして私って都合のいい女(予備軍)かも?」と思ったら、以下のチェック項目を確認してみてください。
- デートの約束は彼のスケジュールに合わせることがほとんど
- 「今から会える?」という突然の誘いにも応じてしまう
- ドタキャンや遅刻が頻発しても許してしまう
- 曖昧な関係を続けている
- 友達に彼を「彼氏」と紹介できない
- SNSに二人の写真を載せられない
- 彼の友達や家族に会ったことがない
- 休日より平日の夜に会うことが多い
- 会うのはいつもどちらかの家で、外出デートはほとんどない
- 彼は自分にあまり関心がないように感じる
いくつ当てはまりましたか?
あなたの「都合のいい女度」診断結果
チェック項目が0
あなたは「都合のいい女」ではありません。
チェック項目が1から3
「都合のいい女」になる可能性がありますから、注意する必要があるでしょう。
チェック項目4以上
残念ながらあなたは「都合のいい女」である可能性が高いでしょう。この場合は、以下に紹介する「都合のいい女」を卒業する方法を試してみてください。
都合のいい女をやめる方法。卒業するために今できること
抜け出したいと願うだけでは、関係は変わりません。
あなた自身が“変わる”決意をし、行動すること。
それが「都合のいい女」を卒業するための第一歩です。次に、「都合のいい女」を卒業するためのヒントを紹介していきます。
自分の価値を再認識するために、自分を大切にする


あなたは誰かの「都合」のために存在しているわけではありません。
「私なんか…」という思考をやめ、自分の価値を客観的に見つめ直し、自己肯定感を高めていきましょう。
もし現在、あなたのことを大切にしてくれる人がいないのなら、カウンセラーを頼ってみましょう。プロのカウンセリングを受けることは、自分を大切にするひとつの手段です。
自分のなりたい姿を明確にする
ただ「都合のいい女をやめたい」と願うだけでは、現状は変わりません。
大事なのは、「私はどうなりたいのか?」を明確に描くこと。
- 愛される存在になりたい
- 幸せな結婚がしたい
- 自立した女性でいたい
彼の行動をじっくり冷静に観察する


言葉よりも行動・態度に真実は宿ります。
- どれくらいの頻度でLINEや電話などの連絡がある?
- デートの内容や扱われ方はどう?
- LINEのメッセージや言葉は優しいのに、行動が伴っていない?
境界線を引く・断る勇気を持つ
自分を犠牲にして相手に尽くすのは、愛ではありません。
- 当日の急なお誘いには応じない
- 深夜の連絡は翌日に返す
- 予定を彼基準ではなく、自分基準で決める
などのマイルールを決めることで、自分の尊厳を守ることができます。
自分の予定を後回しにして会いに行くと、都合のいい女からは抜け出せません。
「彼のオカン」にならない


好きだから世話を焼きたくなる気持ちはわかります。
でも、彼にとっては「ただの便利な女」にしか見えていない可能性があります。
あなたは彼のお母さんではありません。
家事スキルや家庭的な面をアピールしたいなら、自分の生活の中でさりげなく見せること。
本音を伝える勇気を持つ
本気で話し合う時間を作りましょう。
「このままの関係でいいの?」「私たちはどういう関係なの?」とはっきり聞いてみることが大切です。
もしあなたが彼と恋人同士になりたいなら、そう伝えましょう。彼に答えをはぐらかされたら関係を切る、というくらいの強い気持ちで彼にぶつかってみてください。
「都合のいい女」から本命彼女になる方法
次に、「都合のいい女」から「本命彼女」へ昇格するためのヒントもご紹介します。
一度「都合のいい女」になってしまったら、本命彼女に昇格するのは至難の業です。ですが、不可能ではありません。
彼と一緒にいない時間を楽しむ


彼を最優先にするのではなく、自分の時間を大切にしましょう。時には彼からの誘いを断り、自分の人生を楽しんでください。
内面・外見ともに自分磨きを怠らない
自分磨きを行いましょう。
「独り占めしたいほど魅力的な女性」になるために、できることを探しましょう。
「いい女」と「都合のいい女」の違いを理解する
「都合のいい女」ではなく、「いい女」を目指しましょう。
「いい女」とは自分の意見や価値観をしっかり持ち、相手を尊重しながらも対等な関係を築ける女性です。
一方「都合のいい女」は相手に合わせるばかりで、自分を見失っています。この違いを常に意識しましょう。
他の選択肢も視野に入れる・出会いを増やす


「この人しかいない」という思い込みから離れましょう。他の可能性も視野に入れることで、不思議と現在の彼との関係も変わってくるものです。
結果を恐れない
「都合のいい女」を卒業すると決意した場合、彼との関係は終わる可能性があります。
「都合のいい女」を脱却すると決めた女性たちの事例エピソード
最後に、「都合のいい女」を卒業すると決めて行動した女性たちの事例をご紹介します。
40代・事務職
彼と出会ったのは大学時代のバイト先。私の一目惚れでした。体の関係を持ち始めてからどうやら他に本命彼女がいることがわかり、ショックでしたが、問い詰めると関係が終わってしまう気がして、ずるずる一年間関係は続きました。結局、彼の家に押しかけて、問い詰めた結果、『付き合うとは一言も言ってない』と言われました。とても辛く、悲しく、その後2年間も彼のことを引きずりました。でも、今振り返ってみたら、あの男のどこが良かったんだろって感じです。今は、夫と可愛い娘と三人暮らし。彼とのことは、いい人生経験だったなと思っています。
20代・大学生
曖昧な関係が続いていた彼に、『彼女になりたい』と言ったら、『今は誰とも付き合う気はない、と言われてフラれました。後から知ったのですが、私との関係が始まる前から本命彼女がいたみたいです。最低な人間だったなと思います。早く終わらせられてよかったです。
30代・医療関係
都合のいい女を2年間も続けてしまい、耐えられなくなって彼に別れを告げました。2ヶ月後、彼から連絡があり、正式に付き合うことになりました。私がどれだけ大切な存在だったか気づいたそうです。最近は、関係も安定していて、辛い恋愛をしていたことが嘘のようです。
「あなた」が主語の恋愛を!自分を大切にする女性が、最終的に選ばれる
「都合のいい女」になりやすい人の特徴は、結局のところ「自分より相手を優先してしまう」という点に集約されます。
でも皮肉なことに、自分を大切にできない女性は、相手からも大切にされにくいのです。
あなたの恋愛の主役は、あなた。自分の気持ちや価値を認め、対等な関係を求める勇気を持ちましょう。たとえ今の関係が終わったとしても、あなたを本当に大切にしてくれるパートナーと出会えるチャンスが広がります。
「都合のいい女」は、あなたの人生のほんの一時期のステータスに過ぎません。
あなたはもっと素敵な恋愛を、もっと対等な関係を、そしてもっと自分らしい幸せを手に入れる資格があるのですから。



