「仕事を辞めたい」「もう疲れた」と感じている20代・30代・40代女性へ

疲れた…もう限界かも…

不安はあるけど、とにかく辞めたい

辞めたいけど、次の仕事が決まっていない…

——そんなふうに感じていませんか?

20代・30代・40代の働く女性にとって、仕事のプレッシャーや人間関係、将来の不安はつきもの。頑張っているのに報われないと感じたり、

心も体も疲れた。辛い。もう無理

と感じてしまう人も少なくありません。

本記事は、退職のリスク、メリットなどを整理し、あなたにとって最善の選択ができるヒントをご紹介します。

「仕事を辞めたい」「疲れた」という気持ちが日に日に強くなっているという方は、本記事をぜひチェックしてみてください。

目次

仕事を辞めたい!次が決まっていない状態で退職するリスクとは?

まずは、次の仕事が決まっていない状態で退職するリスクについて確認しておきましょう。

収入が不安定になる

退職するということは、収入がなくなるということです。貯金を切り崩して生活することになり、生活費に不安を感じるというリスクが考えられます。

しかし、このリスクは貯金をしたり、失業保険を受給したりすることで、減らすことができます。後述しますが、今年(2025年)から、失業保険を受け取れる時期も早まったので、そちらも参考にしてください。

転職活動に焦りが出る

仕事をした状態で転職活動を行えば、納得のいく転職先が見つかるまでじっくりと活動することができます。

一方、仕事を辞めてしまった状態で転職活動をした場合、あまり条件が合わなかったり、ピンときていない会社だったりしても、「早く次の仕事を見つけなければ」という焦りからオファーを受けてしまう恐れもあります。

会社を辞めた状態での転職活動は、理性的な判断が難しくなるというリスクがあるのです。

社会的信用が低下する恐れがある

仕事を辞めてから何年間かにわたって仕事をしていなかった場合、履歴書に空白の期間ができることになります。そうなると、次の就職先での評価に影響してくる可能性もあるでしょう。

また、無職になったことで家が借りられなくなるケースもあります。ですから、引越しなどを考えている場合は、仕事を辞める前に引越ししてしまった方がいいでしょう。

精神的に不安定になる

所属する場所がなくなったことで、精神的に不安定になる人もいます。

しかし、むしろ会社を辞めたことで解放され、精神状態が改善する人もいるので、ケースバイケースだと言えるでしょう。

また、会社を辞めても、サードプレイスや家庭など、居場所がある人は、精神的に大きな影響を受けない場合も多々あります。

次の仕事が決まっていない状態で退職するメリットとは?

では、仕事が決まっていない状態で退職することには、どのようなメリットがあるでしょうか?

仕事のストレスから解放される

「どうしても会社を辞めたい」という思いから、転職先を決める前に衝動的に会社を辞めてしまうこともあるでしょう。その場合、嫌だった会社から逃れることができ、大きな開放感を味わうはずです。

もしかしたらその開放感は一時的である可能性もありますが、ストレスの源から解放されたことで、心と体の健康を取り戻せるケースも多々あります。

転職活動に集中できる

忙しい会社やブラック企業に勤めていた場合、働きながら転職活動をするのが物理的にも精神的にも不可能だったケースもあるでしょう。

仕事を辞めてしまえば自由な時間が確保できるので、転職活動に集中できます。

スキルアップできる

仕事を辞めて時間ができれば、学校に入り直すなど、スキルを磨き直すことも可能です。

新しい可能性や選択肢に気がつく

退職して次の転職先を探すまでの間にアルバイトや副業を始めてみれば、雇用されるだけが唯一の選択肢ではないことに気がつけるでしょう。

フリーランスや起業などの可能性に気がつき、新しい挑戦ができるかもしれません。

次を決めずに辞めるべき?チェックリストで確認

次を決めずに辞めるべきかどうかは、悩ましい問題です。以下のチェックリストを見てください。

以下の項目に3つ以上当てはまる場合、次を決めずに辞めても良いでしょう。

一方、YESの項目が1つもない場合は、辞めた後に困ることになりそうですから、もう少し準備をしてから辞めた方が良さそうです。

  • 貯金が3〜6ヶ月分ある
  • 退職後に何をするか具体的な計画がある
  • 精神的・肉体的に限界を感じている
  • 現職が自分の成長につながらないと確信している
  • 転職活動を始めたが、現職と並行するのが難しい
  • 自分のキャリアにおいて、新しい環境に飛び込む必要があると感じている
  • 退職後のブランクを有効活用するアイデアがある

すぐに辞めたい!でも、できれば退職前にしておいた方がいいこと

次に、できれば退職前にしておいた方がいいこと、を解説していきます。以下のことを退職前に考えておくと、退職後、よりストレスなく過ごせるでしょう。

仕事を辞めたいと思ったら▷経済的な安全を確保する

退職後の生活費だけではなく、健康保険年金の支払いについても検討し、一ヶ月いくら必要か、を計算してみましょう。

最低でも3ヶ月程度の貯金があれば、退職後に慌てなくても済みます。

仕事を辞めたいと思ったら▷自己分析をする

自分のキャリアや強み、興味のある分野などについて整理し、次のキャリアの方向性を考えましょう。

もしかしたら分析の過程で、「まだこの会社で数年経験を積んだ方がいい」という結論が出るかもしれませんし、「すぐに辞めるべき」という結論になるかもしれません。

進むべき道が明確になれば、不安は軽減されます。

仕事を辞めたいと思ったら▷情報を収集する

希望する業界や職種の求人情報を調査し、転職市場の動向を把握しましょう。

例えば、リファラル採用が多い業界に転職を希望している場合は、同じ業界で働いている人にコンタクトをとってみるなど、できることはたくさんあります。

仕事を辞めたいと思ったら▷専門家に相談してみる

キャリアカウンセラーや転職エージェントに相談をし、客観的なアドバイスをもらうのもいいでしょう。

仕事を辞めたいと思ったら▷退職後のスケジュールを立てる

無職期間はどれくらいにするのか、転職活動はマックス何ヶ月までするのか、など具体的なスケジュールを決めましょう。

スケジュール通りに進むかどうかはわかりませんが、なんとなくの見通しをつけておくことで、ストレスは減るはずです。

退職後生活してけるか不安?失業手当はいつ、どのくらい受け取れるの?

最後に、次を決めずに辞めることに経済的な不安を感じている方向けに、失業手当の受給について解説していきます。

失業手当とは?

失業手当とは…

失業手当とは、仕事を辞めた際に、次の仕事を見つけるまでの生活を支えるために受け取ることができる給付金です。雇用保険を一定期間支払っているなど、いくつかの条件をクリアすれば、誰でも受け取ることができます。

失業手当の金額は、退職前の給与や年齢、雇用保険の加入期間によって異なってきます。基本的には退職前の半年の給与の約50〜80%(上限あり)程度です。

たとえば、退職前の月給が25万円だった場合、1日あたりの失業手当は約5000〜7000円程度となり、3ヶ月間で約45万〜63万円受け取ることができる計算です。詳しくはハローワークで確認してください。

2025年4月から雇用保険法改正。失業後、1ヶ月後には失業手当が受け取り可能に!

また、2025年4月から雇用保険法が改正され、失業者が失業手当をより素早く受け取れるようになりました。

これまで、自己都合で退職した人は、失業手当が2ヶ月間は受け取ることができませんでした。ですから、例えば、1月末で退職した場合、2月、3月は失業手当が受け取れず、4月になってようやく受け取れることになっていたのです。

しかし、この度の改正によって、給付制限期間が2ヶ月から1ヶ月に短縮されました。これにより、1月末で退職した場合、3月には失業手当が受け取れることになりました。

これにより、失業中の経済的負担が軽減され、再就職活動に専念しやすくなったと言えるでしょう。また、給付を受けながらスキルアップすることで、より良い条件の転職先を見つけることも可能になります。

・厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001253533.pdf

辞めたいと思ったら…情報収集と事前準備をしっかりすれば怖くない!

人生は一度きりです。将来のことを心配しすぎて、動き出せずに貴重な時間を失うのはもったいないでしょう。

ただし、無計画に会社を辞めた方がいい、というわけではありません。事前に準備や情報収集を行うのはとても大切なことです。

退職や転職は人生の大きな決断ですが、適切な準備をすれば、より良い未来への一歩を踏み出すことができるはず。

本記事を読んでもまだ不安だという方は、転職した先輩や友達、転職アドバイザーやキャリアカウンセラーなどに相談してみましょう。情報収集をしっかり行うことで、不安は徐々に解消され、一歩を踏み出す勇気が得られるはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、執筆・連載中。視界が開けるような記事を発信していきたいです。

目次